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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-05-30-Tuesday 世襲政治家

岸田文雄首相の長男で

首相秘書官を務めていた翔太郎(32)が辞任したというニュース。

昨年の12月30日に首相公邸に親戚10名を集めて忘年会を開催したことが週刊文春に掲載されて非常識だと批判を浴びたのが理由だという。

当初、交代させることに難色を示していた岸田首相もついに世間の評判を気にして事実上の更迭をしたのだという。

岸田首相が翔太郎氏を秘書官にした昨年10月当初から批判はされていたのだが・・・、たしか翔太郎秘書官は今年1月の岸田首相の欧州訪問時に公用車を使用してロンドンのハロッズ百貨店に買い物に行ったとして批判されてもいたよなぁ~。

今回の首相公邸の忘年会は昨年末のことであるから、話題になった順番は逆ではあるが、公私混同で自分の息子を首相秘書官に任命したりして世間からは厳しい眼で見られているからこそ「李下に冠を正さず」という自覚がまったく無く、自由奔放に振る舞ったのであるから翔太郎氏が意識の低い人物であることは否めまい。

首相公邸に招かれたら、今の世の中は、国民のほとんどがカメラ付きのスマホを持っているのであるから、記念撮影くらいは誰だってするであろうが、その写真を得意げにSNSに載せたらマズイことになるかもしれないってことに頭が行っていないのが問題ではないのか。たしか岸田首相は危機管理の為に息子を秘書官に任命したと言っていたよなぁ~。

忘年会に呼んだ親戚10名の程度も低い連中だってことが世間にバレたってことだけの話なのであろう。

しかし、岸田首相は自身が政界を引退したらこの翔太郎氏に議員の座を譲るつもりでいたのであろうからこそ、この息子を秘書官に任命したのはその布石であったのだろう。

こういう連中が、政治を私物化しているのであるから、日本の政治家には信頼がおけないのである。選挙区を自分の家の持ち物とか家業だとかと勘違いしているのではないのか?

ここ最近の首相経験者は世襲政治家ばかりである。安倍晋三は父が安倍晋太郎、祖父が岸信介の三世政治家だし、麻生太郎は祖父が吉田茂、父が麻生太賀吉の三世政治家、総理大臣候補の河野太郎だって祖父が河野一郎で父が河野洋平の三世政治家だし、小泉進次郎も父が小泉純一郎で祖父が小泉純也の三世政治家だ。国会議員の150名が世襲政治家なんていう国は日本だけであろう。

もはや政治家になるのは、岸田翔太郎みたいな世間一般の常識に欠けたアホばっかりだし、その親の岸田首相がこれまた度外れた親バカときているのだから日本は絶望的である。G7で支持率が少し上がったばかりなのに、この親バカぶりは世間の評価を大きく下げるであろうなぁ~。

議員に立候補するのがこんな連中ばっかりだったら、投票になど行きたくなくなるから日本の投票率は低いのである。

あぁ、情けなくなる。