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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-10-08-Sunday 駒澤大学同窓会十勝支部

今日8日に私が支部会長を務める

駒澤大学同窓会十勝支部の総会&落語会(駒大寄席)を坂本ビルで開催した。

総会は13:00から坂本ビル6階の会議室で開催。議題の「役員改選」で14年務めている会長職を降りたいと去年から申し出ていたのであるが・・・

私よりも若手の会員が少なくて、後任会長のなりてが居ない為に、来年10月の十勝支部創立25周年までの期間の1年間の任期延長ということになったのであった。

十勝支部は日本全国にある57支部の中でも所属会員数が下から4番目という会員が少ない支部である。それも下から3番目の釧路・根室支部とはたった一人しか違わないという少数精鋭の支部なのである。

少数精鋭と書いたのは、会員数は少ないが、他の支部のお手本となる様な催しを行って駒澤大学のPRを行っているからである。

駒澤大学同窓会本部は去年で創立100周年を迎えたが、25年前くらいから全国各地に同窓会の支部を多数立ち上げて同窓会活動に力を入れてきた。十勝もその流れで支部創設を働き掛けて1999年10月に十勝支部が出来たのである。その時に私は幹事長として設立に力を注いだのであった。

同窓会本部では、駒大を卒業した野球選手や芸能人などの有名人を「派遣講師」に任命して、全国各地の支部の総会を開催する時に派遣してくれる制度がある。その際には派遣講師のギャラや交通費も同窓会本部が全額負担をしてくれるのである。

1999年10月の設立総会の時には、プロ野球の元巨人軍の4番バッターの中畑清氏と女性シャンソン歌手の黒木悦子さんという2人の講師が派遣されて盛り上げてくれたのであった。

その後も総会の度にマジシャンの和田奈月さんやら落語家やらを呼んで公演してもらったのであるが、なにせ会員数が少ない十勝支部であるから、総会への出席者数は10~15名ほどでしかない。そんな少ない人数で公演してもらうのはモッタイナイからと、はじめは会員の家族、そして5年目くらいからは駒大同窓生以外の一般の帯広市民にも開放しようよということになっていったのである。

「落語会」はその頃から始まった。確か、最初の頃は北海道在住だった三遊亭貴楽(5代目三遊亭円楽の弟子)さん一人を呼んでいた。

十勝支部設立10周年の総会の際に、三遊亭貴楽さんと、その弟弟子(5代目三遊亭円楽の最後の弟子)の王楽さんの2名を呼んで「駒大寄席」として開催したのである。この時には観客数が200名ほどになっていた。

王楽さんはこの時にはまだ「二つ目」であったのだが、数日後には正式に「真打」に昇進する直前であった。その後、若い王楽さんを応援しようという機運になって、王楽さん一人を招いての落語会をずっと開催してきたのだが、15周年の時には王楽さんのお父親さんで笑点メンバー(ピンク色の着物)でもある好楽(好楽さんは駒大出身ではない)さんと親子で呼んで「親子寄席」として開催したのであった。

20周年(2019年)では、三遊亭王楽、三遊亭ふう丈、花仙(江戸神楽)の3名を招いてとかちプラザレインボーホールで300名以上の観客を入れての「駒大寄席」を開催したのであった。

その翌年からはコロナ禍で集団感染を恐れて「寄席」は中止、今年4年振りに王楽、ふう丈の2名を招いての久々の「駒大寄席」として開催したのであった。

ただ今年は、コロナ禍の動静を直前まではかっていたので開催日の決定が遅れてしまい、会場に空きがなかった為に、今回は坂本ビル6階大ホールを会場として開催することになったのであった。

会場が狭くてフラットな為に、「とかちプラザ」の半分の収容人数しか入れないので、今回の一般の方の入場数は100名限定という少人数にせざるを得なかったが、大盛況であった。

入場料は無料である。落語の独演会ならば通常なら3000~5000円くらいはするのであるが駒大寄席は無料で聞けるのである。開始前に私の挨拶での駒大PRを5分間ほど我慢して聞くだけで、更にお土産として「駒大タオル」も貰えるのであるから、一般のお客様は大喜びであろう。

総会終了後の14:30開場、15:00から17:30くらいまで「駒大寄席」を坂本ビル6階大ホールで開催した。

今回の演目は、まず、ふう丈さんが古典落語の「猫の皿」、王楽さんが古典落語の「天狗裁き」、中入り後にふう丈さんがオリジナル新作落語の「ゲセワセワ」、王楽さんが古典の人情噺の「宗民の滝」とそれぞれ二席ずつたっぷりと演じてくれたのでお客様も満足してくれたのではなかろうか。やっぱり芸能事は生で観るのが最高なのである。

懇親会にはゲストの落語家や同窓会本部の副会長など大勢が参加してくれて、昔話に花が咲いたのであった。年齢は異なっても同じキャンパスに通った仲間は共通の話題で盛りがるものだ。同窓会の良さを再確認した1日であった。