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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2007-12-14-Friday ブログの開始

マジックの古書店オープン

小学校6年生(1970年)の時に、札幌に居る8歳上の従兄弟から「シカゴの四つ玉」という指の間に挟んだボールが増減する手品のタネをもらったことがキッカケになってマジックを始めた。

帯広という北海道の片田舎には先生になってくれるような達人は居なかったし、当時はまだビデオやDVD等の映像物は無かったから、本で覚えるしか方法が無かったのである。

足を前に伸ばして床に坐り、拡げた本のページを足の指で押さえて、壁に立て掛けた大きな鏡に自分の手を写しながら練習をしたものだ。

ビデオ等の映像なら10秒間で説明できるカード(トランプ)の持ち方も、本なら4ページほどを費やしてしまう。やたらと時間が掛かる練習方法であった。

元々、活字中毒で本に囲まれていないと落ち着かない性格だから、大学生の時は毎週の様に、神田神保町を始めとする古書店街を巡って歩いたものだ。卒業してからは所謂「大人買い」で収集に拍車が掛かった。

学生時代にお世話になったプロマジシャン・ジミー忍(聖忍)師が13年前に51歳という若さでお亡くなりになってしまったが、師も多数マジック関係の書籍を収集されておられた。「マジック博物館」を作って欲しいとの師の遺言で蔵書が私の所に送られてきたが、これまでは忙しさにかまけて整理が出来ていなかったのである。

今年3月末にまちづくり事業の「北の屋台」から卒業したので、ようやく整理に乗り出し、会社の一室に「マジック図書館(蔵書約5千冊)」を開設した。更にダブって持っている350冊ほどをリストアップしてマジック専門の古書店をオープンさせることにもした。

まだまだ未整理の本が多いが、少しずつリストも増やしていこうと思っている。映像で覚えるご時世にに本とは時代遅れだと言われるだろうが、本には愛着があってどうしても離れる気にはなれない。しょせんマニアの心理はマニアでない者には理解不能なのだと思う。私が死んだらマジックに興味の無い妻は果たしてこの本のコレクションをどうするつもりなのだろうか?

こんなことは心配してもしょうがない!

トコトンやってやるさ!