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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2007-12-19-Wednesday 今年の漢字

「人の為」と書いて偽りと読む!

今年の漢字に「偽」という字が選ばれた。食品にまつわる偽装が多かったということなのだろう。

人が口にするものに危険なものを混ぜるという行為は許される事ではなく、これは論外だが、他人に頼り切るというのもかなり問題があるのではないだろうか?

私が小さい頃に食べ物に関して親に言われたのは「落ちている物は絶対に食べてはいけません(不明なものは危険だから)。自分で落とした物は洗って食べなさい(もったいないから)。」であった。

昔は賞味期限なんてものは無かったから、臭いを嗅いだり、少量を口に入れてみて味が変わっていないか確かめてから食べていた。自分の五感を信じて食べられるか、食べられないのか自己責任で判断していたのだ。万が一腹を壊したら自分の判断が誤っていたのだからと諦めもつく。

現代のようにいわば他人が決めた賞味期限に振り回されて、それを鵜呑みにして自分の感覚を磨く事を止めてしまえば、ますます他人依存の世の中になってしまうのではないだろうか。

私は賞味期限は不要だと思っている。

表示は製造年月日だけで良いのではないかと思う!

これだけ世の中が他人依存化し、そして何か問題が起こったら徹底的にメディア等に叩かれるから、メーカー側は恐くなって、賞味期限を短めに設定することになるだろう。そうすると消費者側はまだ充分に食べられるものなのに賞味期限が過ぎたからと自分で確かめもしないで捨てることになるだろう。

なんとモッタイナイことか。

日本国内でそんなことに慣らされてしまえば、途上国を旅する事など出来なくなるではないか。日本の表示は世界標準ではない!

グルメブームなどと言われているが、自分の舌で食べられるか否かの判断も出来ない奴がグルメなんかであるはずがないではないか。落語の「酢豆腐」と同じように知ったかぶりをしているだけだ。

製造者側が企業倫理として安全で安心なものを提供するのは当然のことだとしても、過剰な規制はよろしくないと考える。

銃の規制がこんなにデタラメなのは大問題だが・・・