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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-03-26-Wednesday 道新、朝の食卓18 

北海道新聞2004年9月29日掲載「超一流の人」

あこがれのマジシャン・島田晴夫師が、帯広で開催したマジックショーに出演してくださった。

世界一の称号である「マジシャン・オブ・ザ・イヤー」を1972〜76年に受賞した、海外で活躍する世界的なマジシャンだ。

高校生の時にテレビで師の「鳩出し」の演技を見て以来の、熱烈な大ファンである。松旭斎天一、天勝、天洋と続くマジック界本流の系統で、私の師匠であるジミー忍の兄弟子にあたる方だ。

「鳩出し」といえば、1960年に公開された「ヨーロッパの夜」という映画で、チャニング・ポロックという気品あるマジシャンの華麗で優雅な演技が、一世を風靡した。以来、マジックといえば「鳩出し」というくらいに流行った演目で、猫も杓子も競って演じた時期があったが、島田師の演技は別格だ。ちなみに私も挑戦した部類だが・・・。

帯広で時間を共有できるなんて、夢のような一日だった。終演後に二人きりで写真を撮ってもらったのだが、緊張のあまりに顔が引きつってしまった。

島田さんはとても謙虚だ。やはり道を究めた超一流の方は人間ができていると感じた。別れ際に「マジック界の発展につながることなら何でも協力しますよ」と言ってくださった。

島田さんこそ、マジシャンが惚れるマジシャンの中のマジシャンだ。