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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-04-07-Monday 介護の予行演習

4日(金)の夜の会合に出席した。

その会合には同年代が10名ほど出席していたのでそのまま二次会に流れたのである。出掛ける際に妻が頭痛と吐き気を訴えていたので「二次会には出ないですぐに帰って来るから」と言って家を出たのだが、久し振りに同年代が顔を揃えたし、全員が二次会に行くと言うので、一人だけ「妻の具合が悪いから先に帰る」とは言い出せずにズルズルと参加したのである。

途中、妻は私の帰りが遅いし、頭痛や吐き気も治まらないので、私の携帯に何度も電話を掛けたのだが、私は飲み屋の喧騒で聞こえずにいたのである(決して知らん振りをしたのではありません)。それでも、三次会は断って22時30分には自宅に戻ったのだが、妻は具合が悪いから「急病センターに連れて行って欲しい」と言う。酒を飲んでいるから車の運転は出来ないのでタクシーを呼んで連れて行った。

急病センターには、若い医師が一人と看護士が二人いるだけ。結局、血圧を測って吐き止めの薬をもらっただけで治療は終わりであった。

翌、土曜日は一日中安静にしていたのだが、頭痛や吐き気は治まらない。原因がハッキリしないと不安が増幅するものである。

妻は3月初旬に氷で滑って転倒し、後頭部を強打して気を失ったことがあるが、その後自分で車を運転して病院に行き(私は出張中で不在だった)精密検査を受けている。この頭痛はその後遺症ではないか?と言うのである。痛みは本人にしか分からないから、こちらは黙って従うだけだ。

私も右の膝が痛くて身体が思うように動かないから、まるで老老介護(老人が老人を介護する)のような事態になってしまった。

日曜日に妻が以前に精密検査を受けた病院の休日診療に連れて行き、再び精密検査をしたが、脳には異常が見られなかった。医者は「恐らく、強打した首の部分をカバーするのに普段と違う所に力が入って、肩こりが酷くなり、それで頭痛や吐き気がしているのだろう」と言う。ひとまず、脳には異常がないことが分かって一安心である。

「病は気から」とよく言うが、本当にそうだと感じる。原因がハッキリしない不安感が病を増幅しているのである。

身体の痛みや不都合は本人にしか分からないものだし、自分もなってみなければ分からないものだ。今回の経験で夫婦の助け合いが大切だと思い知った。

でも妻は、私が臥せったら本当に看病してくれるのかなぁ。