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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-04-09-Wednesday 変だぞ、CO2排出権!

昨晩のニュースステーションでCO2排出権の特集が放送されていた。

地球環境問題にはあまりよく理解できないことが多々あるが、この排出権ビジネスもよく解らん!

排出量の総枠が変わらずに、CO2を排出する先進国と、排出量が少ない途上国との間でやり取りするというのだが、これではただの商売だし、金で解決して「排出していないことにしよう」というのでは環境問題の解決にはなっていないのではないだろうか?

どうも欧米人の考えることは解らん!

現在の地球の経済はグローバルスタンダードというが実態はアメリカンスタンダードである。やれヘッジファアンドだの何だのと訳の判らん金融商品を次々と編み出して、やたら複雑化させている。これは「素人目くらまし作戦」なのではないか?(意外と参加しているトレーダー達もまるで理解していなかったりして・・・)

「金が金を生む」コンピュータの画面上で数字をやりくりするだけで(実体のない)何千億円という金が動く世界が果たしてまともな世界なのか?

サブプライム問題だって、複雑化し過ぎて誰も実態が判らなくなっているから起きたのではないのか?

マジックの基本はシンプル・イズ・ベストである。複雑にすればするほどつまらなくなるのがマジックだ。人間の性質などそんなに急に変わるものではないから、マジックに限らず、人間の生活をもっとシンプルに戻す必要がある。

たしかロックフェラーだったと思うが「人間に格差が出来るのはしょうがない。例え私の全財産を全ての人間に平等に分け与えたとしても、その何秒後かには格差が生まれている・・・」という類の話をしたという記憶がある。

才能によって格差が生じるのは必然だが、死後の世界まで金を持って行くことは出来ないのだから、お金持ちの人は再分配を考えたらどうだろうか。人間に等しく与えられた運命は「生ある者は必ず死ぬ」ということなのだから・・・。

昔の金持ちは社会的な事業にもっとお金を使ったのではなかったろうか。

せめてもう少し未来に希望が持てる世界にならないのだろうか?