«前の日記(■2008-04-10-Thursday) 最新 次の日記(■2008-04-12-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-04-11-Friday 住環境

私の自宅周辺の環境はすごい!

何がすごいって? 地図上でわが家を中心にして半径100mの円を描くとその中に、いわゆる連れ込みホテル(古いね〜、今は洒落た名前がついているらしいが知らない)が8軒(全盛期には10軒もあった)も建って営業しているのである。しかも大都会のこの手のホテルとは違って自動車で利用するタイプのホテルなのである。

こう書くと、よっぽど辺鄙な郊外に住んでいるのだろうと思われるかもしれないが、実はわが家は帯広の中心街なのだ。

わが家と会社は帯広駅を真ん中に南北に挟んだ位置にあり、駅まで徒歩6分、駅から会社まで徒歩6分(通勤時間は通算徒歩12分)という位置にある。鉄道高架になる直前までは駅を通り抜けることが出来なかったので、学生時分には遠回りしていたのであるが、今は最短距離で通勤出来るようになったのである。

駅の近くには大きなショッピングセンター・市民文化ホール・市民プラザ・図書館・病院など多様な施設がある。市民ホールで演劇やショーなどを観劇した後も自宅までは徒歩5分で帰れるからとても便利な場所なのである。

しかし難点もある、15年程前に困ったのは、子どもの幼稚園バスの停留所であった。停留所がホテルのすぐ側にあり、わが家から停留所間の50mの距離を行くにはホテルの前を3軒も通過しなくてはならないのである。幼稚園のバスがお迎えに来る時間帯と、ホテルの客がチェックアウトする時間が丁度重なるのである。当時は客も多少の後ろめたさや恥じらいがあるのか、女性はシートを倒したり、横を向いて顔を見られない様にして、猛スピードで駐車場から出て来るからとても危険な状態になるのである。

娘が幼稚園に入園してから三日後に園長先生に直訴してルート変更をお願いしたが、「たった一人の事情でルートを変えることは出来ない」と拒否された。しかし、さすがに現場にいる運転手さんが、あまりにも酷いということで園長には内緒でわが家の近くに停留所を変更してくれたのである。それ程の場所だと云うことだ。

今では子ども達も親元を離れたのでそんな心配は無くなったのだが、今困っているのは犬の散歩である。朝夕二回の散歩の時間とチェックアウトの時間がこれまた重なるのである。

ホテルは何時通っても車庫が満杯状態である。あの手のホテルは一日に何回転もするのだからかなり儲かるのだろうなぁ〜。

最近の夕方の散歩時には若いアンチャンが、ホテルの外の道路にエンジンを掛けたままで待機している光景が目に付く。しばらくすると若いネエチャンが一人でホテルから出て来て、車に乗り込み、去って行く。あれは一体何をしているのだろう?

朝、犬を散歩させる為にわが家を出ると、わが家の真ん前で60歳近いと思われる女性が車に乗って待っている、と、そこに60歳以上と思われる男が運転する別の車が横付けしてその女性が乗り込み30m先のホテルに消えるのである。最初から同じ車に乗って来ていないということは・・・(余計な詮索は止めておこう)。

最近は恥じらいというものが薄れたのだろうか、女性も堂々としたものだ。顔を隠すなどということはしなくなった。

以前に、ホテルから出て来た車の運転手の目と私の目が合ったような感じになってしまったことがある。運転手があわてて車を停めて窓を開けると、見知った顔の男が乗っていた。その男は「見なかったことにしてくれ」と私に言って立ち去ったのだが、私は目が悪いから人の顔などぼやけてしか見えやしないのに、ご丁寧にも声を掛けるからバレてしまうのである。要らぬ心配は藪蛇にしかならない。

こんなすごい場所に住んでいるのだが、引っ越した昭和43年当時、周りは皆草原であった。わが家の向かいでは牛を飼っていたくらいなのである。

こんな場所だが、夜に繁華街で飲んでも、歩いて自宅に帰ることが出来るのだから、多少のことは我慢することにしよう。