茨城県国民健康保険団体連合会の会計主任(34)が2005.04〜2008.03までの3年間で10億円の金を着服したという。一回に100〜300万円ほどを通帳から自分で下ろして来て競艇などにつぎ込んだらしい。説明していた次長というのがニヤニヤ笑いながら会見していたのにも呆れたが、10億円を最高引き落とし額と言っている300万円で割ったら334回も掛かる。ということは3年間で334回ということは単純計算でも3日に一回だし、銀行の閉まっている日を計算に入れたら、2日に一回は下ろさないとならないことになる。
しかも、本人の手紙によって始めて判ったというのだからもっと呆れるではないか。こんなに頻繁に300万円を銀行から下ろしていたのに周りの人間が気が付かなかったというのである。これは驚異的なことだ。
犯人には資産がないから回収はほぼ100%無理だとも言う。
やはり、感覚は他人の金なのだろう。なんという無責任、無自覚であろうか。こんな事件が出てきたら、国民は益々年金を納めたくなくなるだろう。
上司というのは一体、何の仕事をしていたんだ?
アホらしくなる事件である。