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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-04-24-Thursday 環境モデル都市

アレアレどこかで聞いた言葉だなぁ!

先日の十勝毎日新聞に帯広市が国の「環境モデル都市」に応募するという記事が掲載されていた。

福田首相の肝いりで「地球温暖化問題に関する懇談会」が招集され「低炭素ライフへの挑戦」として、日本全国から10の環境モデル都市を選ぶという。どうせサミット用の付け焼刃政策だろうと思うが・・・

帯広市の砂川市長はその10都市に応募するのだと言うのである。

おい、おい、チョット待てよ!

帯広青年会議所が1992年に提唱した「国際環境大学構想」の中で十勝を「国際環境モデル地域」にしようと言った時には全く相手にもしてくれなかったのに、国が言ったらホイ、ホイと立候補しますよと言うのかい!

私たちが提唱した「安全で安心なエネルギーと食料の自給他足」・「21世紀の新しいライフスタイルを提案し実践することで地球環境に貢献する」という目的をあざ笑ったのは市役所ではなかったのか?

だから私たちは独自で活動しようと1996年に「十勝場所と環境ラボラトリー」を創設して10年間に亘って精力的に活動を行ってきたのだ。だがしかし、後継者が育たず、力尽きて結局2006年12月末日を持って活動を停止してしまったのだ。時代がようやく私たちに追いついたというのに、早過ぎたプランだったということなのだろうか?

私たちの目標は「化石燃料に頼らず、地域で造り出せるエネルギーで動く自動車や農耕機具や住宅の開発」であった。「移動・生産・生活」を石油に頼らないライフスタイル。これこそ、まさしく「低炭素ライフ」そのものではないか!

1996年から一緒に活動していれば、立候補なんぞしなくても、とうの昔に認められている筈だ。なにをトンチンカンなこと言っているのだろう。

お偉方は、総じて地元の人間が提唱することを「若者(バカ者)の戯言」と軽視しがちだ。しかし、先が見えていないのは彼等の方である。

12年前から一緒に取り組んでいればかなり面白い先進事例になったことと思う。だが、今では推進していた私たちのグループが既に解散してしまっているから、また一から組織を立ち上げるとでも言うのだろうか。その場の思い付きだけの政策に見える。

十勝の人たちよ!もっと先を見通す目を養おうよ!