という事が多いように感じる。
これは一体何故なんだろうか?
沖縄に行く機会が多くて、その度に現地の美味しい料理をご馳走になる。食前酒はオリオンビールの生ビールだ。少し薄い感じがするがとても美味しくイッキにゴクゴクと飲んでしまう。食事が進むと今度は泡盛を勧められる。これも美味しくロックで何杯もおかわりしてしまう。翌日の昼食はソーキそばだ。これまたとてもおいいしいし、ソーメンチャンプルーも好物だ。
帯広に返る時に、家族にもおすそ分けをしてあげたいと思い。オリオンビール・泡盛・ソーキそばを買って帰った。
ところが、帯広でこれらのお土産品を飲み食いしても、あまり美味しく感じないのである。あまり喜ばれないのである。
旅先での「ハレ」の気分で高揚しているからなのか?
気候が違うからなのか?
たぶん両方なのだろう。オリオンビールも泡盛もソーキそばも沖縄で食べるから美味しいのである。沖縄の風土に合っているから続いてきたのである。
やはり「Foodは風土」なのだ。
だから、北海道で食べるからこそ美味しく感じる食べ物もあるのだろう。ずっと北海道に暮らしているとなかなか気が付かないが、北海道の乾燥した空気でしか美味しく感じないものだってあるはずだ。
それを、北海道で売れているからといって、闇雲に本州に送って販売しても、全部が全部売れるわけではないと思う。かえって評判を落としてしまうものだってあるのではなかろうか?
北海道に来てもらって食べてもらう食べ物と、送って販売してもOKな食べ物を分けて考えてみる必要があるのではないだろうか?と考える今日この頃なのである。