さながら黄色い絨毯の様である。
4日の午前中にゴルフから戻ったが、午後から何もすることがなかったので、庭のタンポポ取りを始めた。
初めは一本ずつ根っこから抜いていたのだが、タンポポの根は深くてとても時間が掛かるのだ。それに数も多過ぎて、とても一本ずつ抜いていることは出来ないなぁと考えて、鎌を持ち出して花を刈り取る方法に変えたのである。これなら手っ取り早くて良いわいと庭中のタンポポの花を刈り取ってしまった。
ところが今朝(7日)会社に出勤する時に庭を見たら、また庭一面に黄色いタンポポの花が咲いているではないか。なんという生命力であろうか。
やはり、手抜きをしないで一本ずつ根っこから抜かなくてならないようだ。
ニュースではチューリップの花を切る事件が多発していたが、同じ花なのにタンポポとチューリップとでは扱われ方が随分と違うものである。
タンポポだって同じ花だし、一面に咲いているのはある意味では綺麗なのだから、開き直ってそのままにしておこうかしらとも思うのだが、タンポポはそのままにしておくとメチャクチャな勢いで増えてしまい、近所にも迷惑を掛けるから、やはり取らなくてはならないのだろうなぁ。
そういえば、昔、祖母がタンポポの葉を採ってきて、「おひたし」にして食べていた記憶があるので調べてみたら、今生えているタンポポはセイヨウタンポポという品種で明治時代に食用として植えたということが判った。根はコーヒーの代わりにもなるという。
タンポポは生命力が強すぎて増え過ぎた為に雑草化してしまい嫌われたのだろう。
食糧難の時代に備えて「タンポポ」の食品開発でもやってみるか。原料は無尽蔵にタダで存在するのだから。