«前の日記(■2008-06-26-Thursday) 最新 次の日記(■2008-06-28-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-06-27-Friday 洋服

妻がぼやいている。

「あなたの方が私よりも、洋服ダンスに入りきらないくらい沢山に、洋服を持っている。」と。

確かに妻の言う通りなのだ。結婚以来ほとんど体型の変わらない妻に対して、私は毎年、腹回りが1cmずつ着実に肥え続けてきたからである。

「仕様がないだろう。君の作る料理が美味し過ぎて肥ってしまったのだから、これは言わば幸せ肥りなんだよ。」と心にも無い事を言ってその場をしのいだのだが・・・。

私のスーツの型は、結婚した当初は、Y体であった。それがいつしかAY体から、A体になって、AB体になり、ついにはB体にまでなってしまったのである。このままいけばO体になってしまう危険性もあったのだが、ここのところの節制でかろうじてストップがかかっているような状態なのである。

スーツは男の仕事着である。毎日同じスーツを着ていくわけにはいかないから、毎年、春と秋に2〜3着ずつは買わざるを得なかった。ズボンのウエスト部分が閉まらなくて、無理して着ても苦しくなってしまうのだから仕方がないのである。

妻はブランドものや貴金属類にはまるで関心がないし、化粧気もないまことに安上がりな女性である。自分では洋服を買うことが少ないので、以前は私が東京などに出張した折にお土産として私の気に入った洋服を買って来ていた。しかし、私の好みと妻の好みとはなかなか一致しない。せっかく買って来ても着てくれないから、結局、お土産として洋服を買って帰る行為自体をいつしか止めてしまったのである。

そうなると、妻の洋服の数はさっぱり増えずに、私の着られないスーツばかりが貯まっていくことになったのである。

妻は「誰か着てもらえる人にあげたら?」と言うが、何せ、脚の短さにかけては人後に落ちない私であるから私のズボンは他の人の半ズボンになってしまう。ズボンの省エネルックなんぞは様にならないのである。

妻は「身体に洋服を合わせるからよ。洋服に身体を合わせなさい。」と言うから「判ったよ、もうすぐ痩せて、再度着られるようになるから」と言い続けて一体何年になるだろう。

でも、今年はなんだか痩せられそうな気がしてきた。でもそうなると「幸せ」ではないということになるのかしら。