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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-08-11-Monday 体操

オリンピックの体操競技を見て驚いた。

私は中学生の時に器械体操部に入っていたこともあって、体操競技にはいささか関心があるのだが、今回のオリンピックの体操競技を見ていて、体操というよりは、まるで曲芸の様だと感じたのである。

例えば鉄棒であるが、果たして片手で回る必要があるのだろうか?更には、正しく「離れ業」で鉄棒から一旦手を離して、身体を回転させてからまた掴むという技をやっていた。あれでは、競技というより曲芸に近い。あんなことをやっていたら選手は怪我が絶えないだろうと思っていたら、案の定、全選手が満身創痍の状態であるというではないか。

昔の東京オリンピックの時の女子体操のチャフラフスカ選手の演技は美しかったと子供心にも思ったものだ。その東京オリンピックの時にはウルトラCの技が最高だったのが、今ではE難度の技まであるらしい。この傾向は一体どこまで行くのだろうか。採点の仕方も変わったようで、見ていても良く判らなかった。

このサーカスの様な曲芸体操なら、雑技団が沢山あって、幼い頃からやっている中国には絶対敵うまいと思う。

どうも、最近のスポーツは選手の身体を極限まで酷使しているように感じるのである。プロとして、それでお金を稼いで生活できるのならまだしも、アマチュアで、むしろオリンピックに出る為には親もお金を掛けているような状況での競技種目で故障したり、障害が出てしまったりしたら後の人生は一体どうなるのか?恐らく保障なども少ないのだろうと思う。

せめて、オリンピックのメダリストには名誉だけではなく、生活の保障などの施策が必要なのではなかろうか。

何だかやたらと知らない種目も増えているし、オリンピックもそろそろ曲がり角に来ているのではないだろうか?一旦立ち止まって原点を見直す時期に来ているのかもしれない。