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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-08-24-Sunday オリンピック閉幕

北京オリンピックが終了した。

中国当局の発表では何事も無かったとのことだが、本当に何事も起こらなかったのかはもうしばらくしてみないと分からないだろうと思う。それほど報道にも規制が多かったのではなかろうかと推察する。

日本の成績としては、まぁこんなもんだろうというのが感想である。メダルを期待されていた選手は、精神的にもかなりきつかったろう。そんな中で、特にマラソンの男女の欠場問題と土佐の故障による途中棄権は理解しがたい。選手の調整が上手くいかなかったのはまぁ仕方がないとしても、補欠は用意しておくべきだったと思う。土佐選手も野口選手が先に欠場を宣言してしまったから2人も欠場するとはとても言い出せなくなったのだろう。なんだか選手たちと、上層部たちとの意志の疎通が上手くできていない気がする。あれではこれからも同種の問題が起こるだろう。上層部の連中は未だに精神論でなんとかなるとでも思っているのではなかろうか?

特にガッカリさせられたのはサッカーと野球であった。星野監督があんなに凡将だったとは・・・。短期決戦なのに過去の実績に惑っては調子の悪い選手に温情をかけて使ったりして、素人が見ても選手起用法には問題ありだと感じた。特にGG佐藤は韓国戦でエラーした時点で変えるべきである。汚名挽回をさせてやろうという監督の親心なのだろうが、かえって傷口を広げさせてしまった。あれがトラウマになってしまうかもしれない。

寄せ集めだからチームワークが難しいのは理解できる。だからこそムードメーカーが必要だし、悪い流れを切り替える戦法が必要だと思うのに、ベンチは何も手らしい手を打たなかった。いやむしろ雰囲気を悪くさせていた。最終アメリカ戦の大勢が決まってしまった後のダルビッシュの起用法、あれでは敗戦処理である。エースとしてのプライドをズタズタにしてしまった。ペナントレースにも引きずりそうな最悪の起用法である。私が監督だったなら、全投手に1イニングずつ任せて全力投球してこいくらいのことをやるがなぁ〜。それなら負けても納得するのではないのだろうか?何だかとても後味の悪い試合であった。

一方、北島康介の二種目二連覇は素晴らしかった。モチベーションを高く持ち続けることは至難の技である。今回メダルを獲得した選手たちは、皆、精神的にも強いものを持っているのだろう。こう言うのは容易いが自分に出来る事ではない。選手に過剰な期待をかけ過ぎるのは酷な気もするが、日本人選手が優秀な成績を納めるのは国民としては嬉しいものである。祭りの後の喪失感が出ないよう今度は政府に期待をかけるか?

でも日本をなんとかしようというモチベーションの高い政治家は見当たらないなぁ〜。