豪雨で大変な地域の議員1名が欠席の中、8人の方が来訪された。私が今年の5月に三重県庁の職員を前に講演した話が面白いということでわざわざ十勝まで視察に訪れてくれたのである。こういう形の来訪客も十勝にとってはお金を落としてくれる貴重なお客様である。ありがたいことである。
それにしてもここ最近この種の来訪が多い。どこの地域も困っているのだろう。日本政府の長たる総理大臣が二代続けて、途中で政権を放り出すのだから、政治に期待はできない。北の屋台は自分たちの暮らす地域は自分たちの力で何とかしなくてはならないという時の絶好のモデルになっているようである。
最近、講演していて思うのだが、私たちの活動は10年早過ぎたのかもしれない。時代の先端を行き、それを成就させるのは並みの忍耐力では出来ないものだ。行政から補助金を貰う活動には縛りが多く、またやる気も起きにくい。自主的な活動で尚且つ面白そうなものに集中して応援することが必要だと痛感している。今日の質疑応答の中でも言ったが、会議をし過ぎると、意見が平準化されてしまい、どこの町にもあるような、ありふれた内容の事業になりがちである。なにか煌めくようなアイデアがあったら、それを掘り下げて実行に移す方が面白いものができる。しかし、これは通常の会議では難しいことだ。リーダーが信念と責任を持って事業に当たらなければ上手くいかない。しかし、強烈なリーダーというのは疎まれやすいものだ。上手くいっている町には、強力で愛すべきリーダーがいる。帯広にも早くそうした若いリーダーが出現して欲しいものだ。