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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-10-01-Wednesday 観光庁

10月1日に観光庁が創設された。

国土交通省の外局として発足したのだがこの記念として同日、東京のグランドプリンスホテル赤坂で「観光立国推進の会」が催され、国から任命された「観光カリスマ百選」の一人としてご案内を戴き出席してきた。

現在900万人以下の外国人訪問客数を将来、倍以上の2000万人にする「住んで良し、訪れて良しの国づくり」観光立国を目指して創設されたのである。

全国各地から観光に関わる人たちおよそ1200人が集まって観光庁の発足を祝ったのである。

案内状は9月初旬に自宅に届いたのだが、差出人は当時の谷垣禎一国土交通大臣であった。案内状を貰ってからパーティまでのたった一ヶ月間の内に担当大臣が3人も替わったのである。先月末の内閣改造で中山成淋に替わったが、例の舌禍事件の為に5日間で辞めて、急遽、金子一義に替わったのである。なんとバタバタしていることであろう。

今回は立食のパーティであったが、挨拶する人たちの数のなんと多いことか、金子国交相・河村健夫官房長官・二階経産相の三人の大臣から始まって、各国大使やら関係団体の長やらの挨拶が12人も続いたのだ。一時間以上の立ちっ放しはかなり腰が辛い。

政府から選ばれた「観光カリスマ」として出席したものの、見知った顔は10人程しかいない。ただつまらない挨拶を延々と聞いて、12人目に乾杯の音頭があってから簡単な食事をしただけである。おそらく会場費や食事代なども税金を使ってのものだろう。一体このパーティに何の意味があったのだろうか。無駄使いにしか感じなかった。きっとこうやってあちこちで無駄に税金を使っているのだろう。

せめて税金を使うなら、せっかく全国各地から観光に携わる人たちが集まっているのだから、お互いに紹介し合える様な何等かの設定があっても良かったのではないかと思う。クダラナイ同じ様な挨拶を12人分聞いても何の役にも立たないし、ただ人数を集めてパーティを開催しても何の懇親にもなっていないのがもったいない。単なるお役人の自己満足のお披露目パーティに終わってしまった。こんな程度のホスピタリティしか持ち合わせていない観光庁の役人に観光事業を推進せよというのは酷なのかもしれないぞ。

それでも今回、初代観光庁長官になった本保芳明氏は小樽の出身であると聞いたから、北海道の観光がもう少し良くなるように期待しておくことにしよう。