17日に開催された北海道中小基盤整備機構と帯広市中心市街地活性化協議会が主催するシンポジューム「まちをつむぐ(街なかからはじまる帯広の元気)」に講師として出席するためである。
加藤さんとは長い付き合いで今年9月には私を講師として青森市にも呼んでくれた仲である。
17日の昼過ぎにJRで千歳空港から帯広に入るというので、帯広駅まで出迎えて一緒に昼食をとって帯広を案内した。
加藤さんはとにかくエネルギッシュな方で正しくまちづくりに命を掛けているという御仁である。
今回のシンポには長野市から越原照夫さんという「㈱まちづくり長野のタウンマネージャー」も講師として呼んでいた。
お二人の話に共通しているのは「人口減少社会の到来にたいする対処の仕方」である。青森市も長野市も共に「コンパクトシティ」を目指しているのである。帯広市も一応はコンパクトシティを目指していることにはなっているが、行政がやっている政策は真逆な事ばかりのとても矛盾した政策なのである。今回のシンポジュームにも砂川市長は参加していないから本当はコンパクトシティには関心が薄いのかもしれない。
これまでの人口増加時のまちづくりと人口減少下でのまちづくりではベクトルの方向が180度変わるのだから政策も大胆に変えなければならないのに、市長にも市議会にもその危機感は感じられない。
帯広市がやっている政策では、後10年もしたら大きなツケが回ってくるだろう。その時には砂川市長殿は果たして帯広市の住人なのだろうか?
もう少し真剣になって今後の帯広市の有り様を検証する必要があると切に思うものである。