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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-12-08-Monday エリザベート

ミュージカルを観て来た。

帝劇でやっているミュージカル「エリザベート」を観て来た。

最近は東京に行く度に、時間があったらミュージカルや演劇や寄席などの生の芸能を楽しむようにしている。生の芸能はテレビでは絶対に味わえないものだし、地方都市だと札幌でも難しい。やはり、エンターテインメントは東京や大阪などの大都市に限るのである。

今回の「エリザベート」は大好きな女優である涼風真世が主演なので前からとても観たかったのだ。その他の役者も武田真治や高嶋政宏など名の知れた役者が揃っているので楽しみにしていた。

観た感想は、率直に言ってあまり良くなかった。まず第一に音楽がイマイチ、作曲者のメロディラインにメリハリが少なくて単調に感じられたし、涼風真世以外の役者の声量と発音がやはりイマイチであった。特に高嶋はストーリーテラー的な物語の進行役の役割であるのに、彼の発音が悪くてセリフの内容が聞き取れない箇所が多々あった為に物語が観客に伝わってこない。

劇団四季のスタッフの方がよっぽど良く訓練されていると感じた。

それにしても、月曜日の昼13:00〜の開演なのにほぼ満席状態であった。東京の景気はまださほど悪くはないのかも知れない。観客の85%は女性客である。休憩時間に隣のおばちゃん達の会話が耳に入ってきた(辺りを憚らずに声がデカイので聞きたくもないのに耳に入ってくる)が「夕食は銀座のレカン(銀座和光の隣の高級フランス料理店)に5時から予約をとっておきましたわよ。」「コースは一人17000円のカジュアルコースですけど、それでよろしかったですわよね」なんて会話をしているのである。この人たちのご亭主達は今晩はどんな夕食を取るのだろうか?と思いながら会話を聞いていた。

いまや、日本で元気が良いのは女性だけだ!男性のしょぼくれた格好を見ていると自分もあんな風に見えているのかと心配になってきた。

やはりここは女性達に日本を元気にしてもらうしかないと考える次第である。

でも「エリザベート」は贅沢を尽くしてハプスブルク家を滅亡させた皇后の話だしなぁ〜・・・。