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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-01-04-Sunday ネットショッピング

ネットオークションにハマってしまった。

年末年始にすることがないので、ネットオークションでもやってみるかとゴルフのパターのところを検索した。

いやぁ〜面白くてすっかりハマってしまった。何が面白いって、大好きなPING社のパターのスコッツディール・アンサーという型のパターが一本1円で売りに出ていたのである。

前から欲しかったパターだったし、パターを色々な角度から写した写真が3枚付いているので、ある程度商品の状態が把握出来るので安心なのである。十分な商品知識があればモノの適正な価値が判断できる。

PINGのスコッツディールの復刻版なら状態が良いものなら30000円くらいはするはずだ。それが1円とは・・・。そう思って入札に参加したのである。最初は10円で入れた。すると直ぐに「あなたが最高額入札者です」というメールが入ったので、読もうと思った瞬間に「高値更新」という新しいメールが入った。それを開いてみたら100円という値段を付けた人がいるという案内メールである。「そりゃぁそうだろうなぁ〜」と思って110円という値段で入札しようとしたら、自動更新とやらでドンドンドンドンと値段が上がって行くではないか、仕組みが良く理解できないまま結局2000円という値段で再入札し終わったらまた「最高額入札者」というメールが来たので一安心して他のパターを見ていたら、またすぐに「高値更新」のメールが入った。以後、数時間にわたって同じ様なことを何度か繰り返している内に段々と熱くなってしまったのである。意地になってしまい「最高値を付けて絶対に落札してやる」という気になってしまったのだ。結局このパターは13000円で落札したのだが、PING社のパターは他に500本近くが出品されている。最初にもっと丁寧に全部のパターを調べてから入札に参加すれば良かったなぁと悔やんだ。

他のパターを調べている内に、仕組みが少しずつ理解出来てきた。入札には「終了日時」というのがあるので、欲しいものがあっても前回の様に値段を競い合うのは愚の骨頂で出品者を喜ばせるだけだということだ。狙った獲物は値段を釣り上げずにそのまま放置しておいて、気の無いふりをしておいて、ライバルが対応出来ない「終了日時」ギリギリに最高値を入れたら良いのではないかと気が付いたのである。早速それを実行してみることにした。

今度の入札は同じPING社のスコッツディールアンサーだがヘッドの材質がベリリュームカッパー製のものである。制作された本数が少ないので希少価値があると思ったのである。それが終了日時30秒前で8000円の値段であったので、終了日時ギリギリの10秒前に8100円で入札したから「やったぁ〜」と思ったのだが、何と終了日時が0秒から急に10分間延長されたのである。「何だこれは?」と思ったのだが、この間に相手は9000円という値段を付けてきた。ここまで来たら負けたくはない。意地でも落札してやると思って、また10秒前に9100円で入札してやった。今度こそ落札したかと思ったらまた10分間の終了時間の延長である。一体どうゆう仕組みになっているのだろう。結局3回も延長されて結局10500円で落札したのだが、何だか割り切れない気分である。

もう少し仕組みを研究する必要がある。

それにしても、このネットオークションというのは面白い仕組みである。コンピュータを持っている人間なら誰でも不要なモノを日本全国を相手に商売することが出来る。これでは素人の一億総無店舗販売の商人化である。ますますプロの店舗を持っている商人の商売がやりづらくなる。そもそも店舗に経費を掛けなくて済むし、嗜好性の高いモノは人口の少ない地方都市では成立が難しかったが、全国民が相手なら誰か彼かは買いたいという人間が出てくるだろう。地方都市でも十分に成り立つ手法である。

これまで、商売は人口が多くないとダメだと思っていたが、一部の商品によっては制約はあるもののネット販売の拠点というのは生活費が安い地方都市の方が有利に働くかもしれない。後は送料の問題だ。

ひょっとすると商売の形態が変わってしまう可能性を秘めた商売である。注目しておきたい。