を持った部下は不幸である。
勢いのある時というのは行き当たりばったりの政策でも、良い方に良い方にと転がって案外と上手くいくことが多いものである。それが奇跡なのか運なのか才能なのかはよく判らないが・・・。
しかし、勢いが止まって一旦悪い方に転がり始めるとトコトン悪くなってしまうものでもある。人生には事あるごとに打つ手打つ手が裏目になる時というものがあるものなのだ。
そんな時にはリーダーが長期ビジョンを持っているか否かに勝敗が分かれる。
勝って勝って勝ちまくっている勢いが強い時には論理などが入り込む余地が無いほどに興奮しているから部下がついてくるが、立ち止まって冷静になっている時には、皆が納得できる論理を持っていなければ他人はついてこないものだ。化けの皮は落ち着いた時に剥がれるものなのだ。
現在はまさに立ち止まっている時である。必要なのは希望の持てる長期ビジョンなのだ。それが示せないリーダーには立ち去ってもらわなければ皆が不幸になる。