4日に開催されたJCの新年交礼会の席で今年度の『「OMOIYARI」の心推進委員会』の委員長を務めるという小林くんと副委員長を務める坂本くんの二人から事業を始める前に私の教えを乞いたいとの要請をうけ、9日に我が社に訪ねて来た。
事業を推進する前になるべく多くの先輩諸兄のご意見を伺いたいと言うのである。今時なかなか殊勝な心掛けの青年である。
私がJCを卒業してからすでに10年が経過しているから、時代も変化したし人間の気質も変わったように感じる。当時と同じ手法が通用するとは限らないので、「こうやったら上手く行くなどというアドバイスは出来ないが、私はこうやったという事実なら教えられる。それを参考に使えるなら使ってほしい。」と述べて2時間ほど話した。
最近の若者(この言葉を使うようになったら年をとったということだ)は勉強をしなくなったように感じる。本(活字)というものをほとんど読まない。しかし、小林委員長は私たち「十勝場所と環境ラボラトリー」が作った「まちづくり・ひとづくり提言集Ⅱ」を商工会議所の図書室で見つけて、私が執筆した文章を読んで話を聞きたいと思ったのだと言うのである。
なかなか他人を喜ばせる事を知っている青年である。そう言われれば悪い気はしないし、話を聞きたいと言われれば時間を作るものである。
過去に作った資料等を参考にして欲しいとプレゼントした。
若者は先輩をもっと活用すれば良いのである。無料で教えてくれるし強力もしてくれるのである。他人を上手く使う術をもっと学び、実践することである。人脈というのは時に甘えることで活きるものなのだから。