私も妻も二十歳の時は東京の学校での大学生だったので、地元の成人式には出席していない。
私は大学の所在地が世田谷区であり、当時、姉と一緒に住んでいたのは池袋だったので、豊島区には友人もいないから出席しても面白くないと思い参加しなかった。
一昨年は長女も大学の日程で出席できずに東京に戻ったので、我が家では二女が初めての成人式への参加である。二女は成人式に出たいからと1,2年で単位をほとんど取得してきたのである。
近年、荒れる成人式のニュースを見ていたので少しは心配したのだが、今年の成人式は全国的にも大人しかったようである。
ニュースでは、成人式に出席する二十歳の女性の振袖はほとんどがレンタルで購入する人が極端に減ったと言っていた。ここにも不況の風が吹いている。もっとも、振袖を買っても他には着ていく場所が無いからまったくの無駄になる訳で、ある意味賢明な選択であろう。それでも振袖一式のレンタル料、着付け料、写真代などを総合すると10万円程度は掛かるであろうから親にしてみれば結構な出費である。
二女の友人で成人式には出席せずに、二次会の同窓会から出席する女子が居たとのことを聞いた。
親が離婚していたり、経済的に苦しい家庭では、晴れ着を着ることは難しい。平服で成人式に出席するのは躊躇いがある。カジュアルな服装に着替える同窓会からなら参加できるというのではないかと推察した。
働いている成人の中には自分で晴れ着の費用を負担して出席した人もあるだろう。親に負担してもらって出席できることを当たり前と思ってもらっては困る。少しは親に感謝してもらはなくては。
それにしても、成人式のニュースを見ると、全国のどの女性も皆同じに見えた。男性は個性を出そうとしている奴は何か勘違いをしているようだし・・・。私は成人式に出ていないから当時の成人式がどうだったのかはまったく判らないが、当時もあんなもんだったのだろうか?
精神的には当時よりも幼くなっているように感じるのは自分が年を取ったせいなのだろうか。