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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-02-06-Friday 円天

円天という擬似通貨のL&Gの

波和二容疑者が組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕された。

要は組織的な詐欺事件ということだ。

何故、この種の事件が無くならないのだろうか?

私には被害者という人たちに同情する気はまるで起きてこない。被害者たちも皆、欲の皮の突っ張った連中だと感じるからだ。

この世の中にウマイ話なんて在り得ないということがまだ判らないのだろうか?

この種の事件が起きるとマスコミはすぐ「魔術的商法」・「マジック的商法」・「手品的商法」などとマジックを引き合いに出す。文学的比喩として使っているのだろうが、これはマジックを趣味とする人間には大いなる屈辱である。

そもそも、マジックは「人を騙して」いるのではない。楽しませているのだ。その大きな違いは、「マジックは日常の何でもない事を見方を変えることで不思議に見せて楽しませる」ものだし、対して「詐欺は、通常では在り得ない不思議なことを何でもない普通な事のように感じさせて騙す」のである。まったく逆なのだ。

誰が考えたって、魔法使い(マジシャンと魔法使いはまるで別)でもあるまいし、使っても減らない通貨がある訳がないし、年利36%の高金利で運用できる訳がないのは冷静に考えれば判るはずだ。それを集団真理などを使ったりして興奮状態にして判断を誤らせるのだろうが、根底にあるのは「金を儲けたい」という卑しい心だ。この金を儲けたいという気持ちがなければ、いくら集団真理状態であろうが、集団催眠状態であろうが、こんなバカな話に引っ掛かるはずがない。

自分だけは騙されないという自信があるのか、この種のものは先にやった者勝ちだとでも思っているのだろうか?

豊田商事事件だってまだ記憶に新しいだろうに・・・。

どうやら欲深な人につける薬はないようだ。