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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-03-19-Thursday タクシーと警察

昨日のブログで母にタクシーを使えと言ったのだが・・・

昨日の早朝に親類が亡くなったという話を書いたが、母が午前中にその親類の家へのお参りにタクシーを使って往復した。

午後になって母から会社に電話が入り「私のお財布が自宅から遥かに離れた場所にあるスーパーマーケットの便所から見つかったと連絡が入ったので受け取りに行って欲しい。」と言うのである。親類の家とは方向も正反対のしかも自宅からは5〜6kmは離れているスーパーだから「何でそんな遠い所に行ったのさ」と聞いたら、「私は行っていない」と言うのだ。「じゃぁ何でそんなところに財布があったのさ」と聞いたら、「どうやら帰宅する時に乗ったタクシーで、到着した時にお金を払った後に、ハンドバックに財布を入れたつもりが入れていなくて膝の上に置いたらしい、タクシーを降りる時に膝から滑り落ちてタクシーの後部座席の足元に落としたようだ」と言うのである。「座席に置き忘れたのなら運転手にも見えるが、座席の足元なら見えないから、後から乗った客が拾ったのではないかと思う。」、「便所で拾って届けてくれた人は名乗らずに立ち去ったが、財布の中に入っていた現金5万円程はきれいに無くなっており、カード類だけは残っていたので、それでスーパーの人が電話してくれた」と言うのだ。

母本人はスーパーから電話が入るまで財布が無くなっていることに気が付かなかったとも言うのであるから、かなりボケてきたのかも・・・。

「会社が終わったら取りに行ってあげるけど、とりあえず、タクシー会社に電話して、事情を聞いてみたら?」と言って母からの電話を切った。

その後1時間ほどしてから、母からまた「タクシー会社に電話したら、私の次に乗せた客の住所などは判るが、私に直接教える訳にはいかない。警察にしか言えないので警察に届け出て欲しいと言われた。」との電話が入ったので、「現金だけを取られたのなら犯人を捕まえる事は難しいから警察に届けても無駄だと思うよ。カード類が出て来ただけで良しとしたら?」と言ったのだがどうにも悔しいらしく、どうしても警察に届け出ると言うので母の好きなようにさせたのである。

結局、母が警察に届け出て、警官と一緒にパトカーに乗ってスーパーまで行き財布を受け取ってきたようだ。私はそんな経過を知らないから、もうこの件は終わって母は財布を取り戻して母の自宅に居るのだろうと思っていたら、夕食時間の6時半になって母から私の自宅に電話が入り、「今、近くの交番に居る。もう少しで終わるから迎えに来て」と言うので交番に向かったのであるが・・・。

もう少しで終わるどころか、それから2時間以上も掛かったのだ。母は5時から交番に居るのだと言う。

まぁ、警官の仕事の遅いこと遅いことったらないね!たかだか財布の中身を書類に書き留めるのに3時間以上も掛かるのである。その間に同じ質問を3回も4回も繰り返すのだ。タクシーの運転手さんも呼ばれて同じ質問をこれまた何回も繰り返されるから、さすがにイライラしたようで、「私はまだ仕事があるから」と言って早目に開放してもらっていたが、こちらは運転手が帰った後も2時間近くも拘束されたのである。

あの対応では、誰も警察に届けたくはなくなるだろうなぁ、家のオフクロも届出なんぞしなければよかったのに、俺なら15分で片付けられるのに、と心の中でブツブツ言いながら終わるのを待っていた。

同じ事を何回も何回も聞くのは、間違いがあってはマズイとの配慮なのだろうが、せいぜい2回で十分だろう。届け出ている人間をイラ付かせてどうなるというのだろうか?

そうか!きっと、届け出られた以上は対処しなければならない義務があるけれど、こんな面倒でしかも犯人を挙げられない様な事件は手柄にもならないし、こんなクダラナイ仕事はしたくもないから、ノロノロとやって、二度とこんな軽微な事で警察の手を煩わせるなよ!というサインなのかもしれないなぁ〜。そんな事を感じた警官の対応であった。