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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-03-18-Wednesday 年寄りに便利?

今朝、自宅にお坊さんが彼岸のお参りに訪れた。

読経を終えた後に、お坊さんと宗教の話をしていたが、話の途中で親戚が今朝亡くなった旨を知らせる電話が入った。このところ立て続けに親類が亡くなっている。その電話をきっかけに親類が皆、召される様な年代になったということだねという話に展開していった。

会社に行ってから帯広信金の外回りの職員との会話で、現在駅南に建設中の信金の新店舗の話になった。近隣の信金の5店舗を統合して建てる新店舗は地上3階建、駐車場は70台分も確保するという。図書館、JR帯広駅、ホテル、とかちプラザ、長崎屋、第一病院、市民ホールなどが隣接するとても便利な場所である。私の自宅との距離も300mほどしか離れていない。

ここ最近、駅南にこういった施設が充実してきているので、とても便利になってきた。だからこの周辺には新しいマンションが8棟ほども新築され、近郊に住んでいたお年寄りが随分と移り住んで来ている。十勝は積雪寒冷地だから冬の除雪が老人には重労働になるので、除雪作業の無いマンションに移り住んでくるのである。

私の自宅は、ラブホテルがすぐ隣にあることを除けば、年寄りにとっては、歩いて買い物や病院やコンサートなどにも通える場所だから、「自宅を取り壊してマンションでも建てるか!?」と半分冗談で言ったら、「いつでもご融資しますよ!」と真顔で答えてきたので、冗談ついでに一緒にシュミレーションを始めてみたのである。

しかし、よく考えると実際に母は、それらの施設に歩いて通ってはいないのだ。母は股関節に人口骨を入れる手術をした障害者なのであるが、最近は杖無しでも歩けるまでに良くなっている。

だが、冬道は凍っていて危ないのでたとえ近距離であっても歩けない。老人には転んでの骨折が命取りになる。

では、夏は歩けるのかというと、自宅から病院までの最短距離には横断歩道や信号機が付いていないから、交通量の激しい西5条通りは老人一人では夏でも渡れないから私が自動車で送っていくのだ。母には帰りはタクシーを使えと言うのだが、近過ぎて運転手さんに悪くてタクシーには乗れないと言うのである。老人には変な遠慮があるようである。

最近、老人が多く住み始めた駅を中心としたマンション群は、第一病院・厚生病院・協会病院を結んだ三角形の中にある。

帯広市には行政の責任として、この三角形の周辺ぐらいは、歩いて暮らせる様に除雪やロードヒーティングや横断歩道や信号などの整備をやって欲しいものだ。

これ以上郊外に街を広げていって、一体全体、将来はどうするつもりなのだろうか?