さすがのアメリカ人もAIGの今回の態度には腹が立つようである。
なんでもバスを仕立てて高額ボーナスを貰ったAIG幹部の自宅を巡るツアーまでできたようだ。
問題は同義的な問題だけではないと思うのである。公的資金を入れて救済した企業が、その金を幹部のボーナスに使うという勝手な無倫理の行為をすることで、世論が救済策に対して疑問を感じ、今後窮地に陥った企業に対する救済策に反対して、救済をスムーズに行えなくしてしまう危険性があるからだ。
AIGのバカ共のせいでアメリカ政府の救済策が満足に行えなくなったら、ますます世界経済が酷いことになっていってしまう。
まさに自分だけが良ければそれで良いという、自分勝手な連中である。こんな奴等ばかりだから、世界経済がこんな風になったのだろう。
詳しくは見ていないが、ロシアでは政府が押す候補者と対立する候補者を応援して当選させたということで州知事(だったかな?)が解任されたという記事を見かけた。ロシアはいまだにこんな独裁政治をやっているのかと愕然とした。
政治の世界も経済の世界もまともな人間は居ないのかね〜。