今回は9日に駒澤大学の「手品奇術研究会(KMC)」の同窓会が新宿で開催されるのでそれに参加する為である。
まったくのプライベートの東京は久し振りなので、前日の8日から行って、色々と楽しもうという魂胆なのだ。
新宿に着いて、まず映画館を探した「マーリー 世界一おバカな犬に教えられたこと」という映画を見たかったからだ。
我が家の愛犬ラブラドール・レトリバーの「サニー」くんの命が残り僅かと宣告されたのである。
この映画の主人公のマーリーもサニーと同じ犬種なのだ。
帯広の映画館ではこの映画は上映されなかったが、妻と子供たちは3月末に東京でこの映画を見ており、家族で見ていないのは私だけだ。
だからとても見たかったのだが、既にほとんどの映画館では終わっている。インターネットで検索したら、新宿の小さな映画館で1日1回だけ上映していたので、まずはこれを見た。
映画のキャストで驚いたのは、キャスリン・ターナーが出ていたことである。上映中は全く気が付かなかったが、かつて私が大好きだった美しい女優である。エンドロールでこの名前が出てきたからてっきり同姓同名の女優さんだと思ったのだが・・・。どこの場面に登場していたのかとても気になったので終演後にパンフレットを購入して見てみたら、何とあのキャスリン・ターナー本人だった。それも調教師のオバちゃん役だったのである。デブでブスな女の役で・・・、あれでは特撮用の特殊メイクだったのではないのかと思うほどの変わり様である。外人の中年は太りやすいと思うがあの変わり様は・・・、言葉が無い。
映画の内容は妻から聞いていたのだが、マーリーの姿がサニーと重なってしまい涙が止まらなくなってしまった。
それほど、マーリーはサニーとソックリなのだ。「セールスわんこ」でかなり割引して買ったこと、何にでも噛み付き破壊すること、誰にでもヘコヘコとマウンティングすること、そしてそれに腹を立てた奥さんに去勢されてしまうこと、調教が上手く出来ないこと、etc.etc.・・・
何もかもがサニーと瓜二つ、私がサニーの事を新聞のコラムに書いて人気が出たところまでソックリ同じなのだ。
アメリカと日本で同じことが起きているというのも実に不思議なことである。
映画の中のマーリーは安楽死させたが、我が家のサニーは自然死を望んでいることが違うことかな。
サニー君よ。君が後何日生きられるか判らないが、我が家に貰われて来たことを幸せに感じて逝って欲しい。