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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-05-12-Tuesday サニーその後の容態

東京から戻るとサニーくんはまだ生きていた。

獣医さんからは後一週間の命と宣告されてから今日で18日目である。

身体はすっかり痩せ細り、前足も満足に動かなくなっている。人間の男の老人と同じでオシッコの切れが悪くなっているので、外に出してオシッコをさせてから家の中に入れてもチョロチョロと絨毯の上に粗相をするので家の中がオシッコの匂いで充満している。抱きかかえて外に連れ出すのだが30キロあった体重も20キロぐらいにしか感じないほど痩せ細ってしまった。

それでも、食欲はあるし、ウンチも硬いのをするから胃腸は丈夫な様である。

母は犬が大嫌いなので、これまで母が毎日、我が家に夕食を食べに来る時には犬達を別室に入れて閉じ込めていたのだが、サニーの具合がわるくなってからは閉じ込めるのが可哀相なのと、暴れ回ってオシッコとウンチだらけにされると後始末が大変なので、裏の母の家に食事を運ぶことにしたのだ。しかし、私と妻はオシッコの匂いが充満した部屋で犬達と一緒に夕食を取っているのである。

もう慣れてしまったが、まことに酷い生活である。

会社に行く時には犬用の紙おむつを着けるのだが、サニーは身体がデカ過ぎてオチンチンがオムツからはみ出てしまう。そこで人間用のフラットタイプの紙パッドをはみ出たオチンチンの部分に巻いてガムテープで止めておくのだが・・・。

毎日、昼食時に自宅に戻って点検する時にはちゃんとオムツは着けているし、その時にはオシッコもウンチもしていないのだ。今度は5時に会社が終わって帰宅してみると、足が動かないはずなのに、噛み千切るのでもなく器用にキレイに脱いでいるのだ。そして絨毯にタップリと薬臭いオシッコをしてくれているのである。彼はきっとフーディニ(脱出王の異名のあるアメリカのエスケープマジックの達人)の生まれ変わりなのかもしれない。拘束衣(暴れる精神病患者などを拘束する為の道具で、長い袖を胸の前でクロスさせて体の後ろで縛ると動けなくなる)からの脱出の様に鮮やかに抜け出ているのだ。

明日はどうやってオムツを装着しようかと思案中である。