いろいろな意味で可哀想なことである。
子供たち当人は勿論のことだが、親や爺さん婆さんたちも予定がたたなくて大変であったようだ。
結局、月曜日に延期した学校と、グランドの水はけの悪いところは火曜日に延ばしたということだ。
私が子供の頃(昭和40年代)の運動会も6月に行われていたが、あの頃の北海道は6月といえば晴れの日が多かったように思う。北海道には本州の様に梅雨なんてものが無いから6月は快適な季節だった。過去形で書いたのはここ10年位は気候変動の為か、6月の北海道にもエゾ梅雨といわれる雨が続く日が増えたのだから、いっそのこと秋に開催した方が良いと思うのだが・・・。
小学校に入りたての一年生が6月に運動会というのは難しいものがあるとも思うのだが・・・。
楽しみの一つでもあるお弁当だって、最近のお母さんたちは、弁当屋や仕出屋で購入して自分で作らないそうである。そうなると雨で延期というのは親泣かせでもあり、業者泣かせでもある。
私の子供の頃の運動会といえばバナナ!
バナナが食べられる運動会は子供にとって一年に一度の贅沢な日でもあった。最近の子供たちならそんな一年に一度しか食べられないなんてぇものがなくなったから運動会の感動も薄れているかもしれないなぁ。
子供の時分の寿司やバナナという贅沢品を食べられる特別な日、いわゆるハレの日が無くなったのは日々の生活に感動が無くなったということに等しい。一年中ハレの日ばかりでケの日がないということは、ある意味つまらない生活、メリハリのない生活とも言えるだろう。