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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-06-19-Friday 謹呈本

2冊の謹呈本が届いた。

一冊は上智大学学長の石澤良昭教授からで講談社の「興亡の世界史11東南アジア多文明世界の発見」という本である。

2001年に石澤先生が指導し、団長を務められている「上智大学アンコール遺跡調査団」が274体の破壊された仏像を発見、この発見はこれまでのアンコール遺跡の通説を覆す大発見となった。今回頂戴した本はこの発見によって新たに判明した内容が豊富に盛り込まれていて、たんなる難しい学術書というよりも推理小説を読むかのようなワクワク感を感じる本である。

石澤先生は帯広市のご出身で、私が帯広市の大学設置委員会の委員を務めた時に副委員長をされていた関係で知己を得て、その後「十勝場所と環境ラボラトリー」でも一緒に活動をさせて頂いた。そのご縁でカンボジアのアンコールワットの修復事業にも関わりを持たせて頂き、カンボジアに3回もご同行する機会を頂いたのだ。

実は、今回送られてきた本は先週、書店で見つけ、これまでの石澤教授のアンコール遺跡研究の集大成の本だと感じ、すぐに購入したものだった。また、この「興亡の世界史シリーズ」の編集委員に名前を連ねておられる陣内秀信法政大学教授と福井憲彦学習院大学学長のお2人とは、これまた「十勝場所と環境ラボラトリー」で何度も一緒に活動をさせて頂いたというご縁もある。

今回、謹呈を受けたことはとてもありがたいことだ。

もう一冊は慶応大学教授の林美香子さんが書かれた寿郎社の「農村へ出かけよう(農都共生と食育のすすめ)」という本である。

林美香子さんは元札幌テレビのアナウンサーで、3年ほど前に「北の屋台」を題材にした論文で博士を取得されたというご縁である。

同じ「スローフード・フレンズ」という会でもご一緒させていただいている。

私のように都会育ち(?)の人間には、初めは農村の人達はとっつきにくい人達だったが、実際に付き合ってみると、こんな楽しい人達はいないと感じるようになる。親しくなれば、それまで隠していた(?)普段都会に暮らす人間が食べられない様な美味しい、珍しい食べ物ものがドンドンと出てくるのだ。

今回送って頂いた本は、楽しく気軽に農村に出かけて行けるガイドブック的な役割も果たしているからこの本を参考にして、皆さんも農村に出かけてみませんか?

是非、上記2冊の本のご一読をお薦めします。