通称バカラボは2006年12月末日に惜しまれながら解散した。
このバカラボは1996年から10年間に亘って9つのプロジェクトを展開してきたが、その内の一つ「国際環境大学公開講座」で毎月、著名な大学教授や作家やクリエーターの方を招聘して、のべ80名の講師に来てもらった。
そして、その講師の方々に「十勝ファン」になってもらえるように仕向けた戦略を展開したのだ。
その中のお一人、早稲田大学の石山修武教授が14日に帯広入りされ、夕食を共にさせてもらった。
石山教授は世界的に著名な建築家でもあり、バカラボでも一緒に「場所環境住宅プロジェクト」(化石燃料を使わずに生活できる住宅の開発)の指導をしていただいたのである。
今回の石山教授の十勝訪問目的は、隣町の音更町に16日に除幕式を向かえる「水の神殿」というモニュメントのデザインを石山教授が手掛けたことによる。
こうした方々が、何がしかの縁で十勝で仕事をしてくれるのはなによりも嬉しいことだが、私のことを覚えていてくれて、しかも食事に誘って頂けるのはとても光栄なことである。
バカラボをやっていて本当に良かったと思っている。現在は現場を持たない私だが、こういった方々と一緒に居ると何だか身体の中にエネルギーが溢れてくるような感覚になる。
とても楽しい一時であった。