大量のマジック本が出品された。おそらく80歳代のマジック愛好家が亡くなって遺族が処分に困って出品したものではないだろうか?
昭和20年代後半からの奇術界報やNewMagicなどのシリーズものがまとめて出てきたのである。思わず嬉しくなって後先考えずに入札し、そのほとんどを落札した。今日の昼に届いたのだが、その内の一つ「マジック愛好家のメモ他」というのを開けてみて驚いた。結構なお宝が入っていたのだ。
出品した人は、マジック本の価値を良く理解していない人なのだろうなぁ。雑多な冊子の中に非売品や滅多に市場に出てこないモノが多数紛れていたのである。非売品だからマジック本のリストにも載っていないのだ。こういうのをたまに落札できるから止められなくなる。
今回の出品者もそうだろうが、私の家族も同じ様なものだろうと思う。私のコレクションもインターネットオークションのお陰で、ここ2年間で1000冊ほど増えて、総数は約6000冊にもなる。
だが、私が死んだら、きっと同じ様に散逸してしまうのだろうなぁ〜。マジックの本なんて素人が見たって解らないだろうし、汚い藁半紙の本なんてゴミにしか扱ってくれないだろうしなぁ〜。
そろそろ、ただ集めるだけではなくて、私が死んだ後の事を考えておかなくてはならないかも知れないなぁ〜。
古い本を読んでいると、とても面白いことが書かれている。老後はユックリとマジックの研究でもしてみるとするか!