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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-08-31-Monday 選挙結果

イヤ〜驚いたなぁ〜!

自民党が歴史的大敗をし、民主党が大勝した!ある程度の自民党の敗北は予想していたが、これほどの大差がつくとは正直予想していなかった。

民主党の議席獲得数は、前回の郵政選挙で小泉旋風が吹き荒れた時よりも多いのだから驚きである。

どうも、ここ最近の2回の選挙はマスメディアに煽られているようで危険なものを感じる。

私見だが、前回の4年前の衆院選挙は小泉郵政改革とやらに、メディアが乗っかり、それに国民が踊らされた選挙だったと思っている。今回は目玉政策は無いが、政権交代という風をメディアが煽ってそれに国民が乗っかって民主党に順風を吹かせたように思う。前回は自民党、今回は民主党・・・。結局、国民は政策ではなく気分で選んでいるのではないのか?

麻生首相は、結局、史上最低の首相という汚名を被せられたままになる。やはり、リーダーが国民から漢字が読めないなどと馬鹿にされてはお終いだ。リーダーたるものの度量が不足していたということだろう。

私の昨日のブログに、メディアが「民主党大勝!300議席越えか?」なんて書くから、逆バネが働いて、民主党は280議席ぐらいに留まるのではないかと予想したのだが、逆バネは全く働かずに、民主党がそのまま史上最高の308議席を獲得した。

しかし、国民が民主党に期待しているというよりも、自民党の自爆の方が強いと思う。国民が「何かを変えてくれ!」というよりも「何かが変わって欲しい!」という漠然とした感情が、このところの自民党の不甲斐なさでいよいよ愛想を尽かしたのではと感じるのである。民主党に期待してのものではなさそうである。

それにしても小選挙区制は怖い!

いきなり、国民の気分次第で政権が交代してしまう。民主主義としては正しいことなのだろうが、今回の各政党のマニュフェストを見ても、その場しのぎの人気取りバラマキ政策ばかりで、日本国の未来を見据えた政策が少なかったように感じるのだ。

確かに政治家は票を取って、選挙に勝たなければ、「唯の人」だから、選挙に勝つことが重要なのは判るが、政治がポピュリズムに陥ってしまって困るのは、結局国民なのだと思う。

308議席というのは少々勝ち過ぎだなぁ〜と感じる。これで参議院も過半数を持っているから、両院とも民主党が第一党である。民主党に驕りが生まれなければ良いのだが・・・。

国民がとりあえず「チェンジ」を選択した。民主党はこの国民のチェンジに対する期待を裏切らないように、政治を正しい方向に導いて欲しいと思う。

私が暮らす北海道11区では、中川昭一氏が落選した。小選挙区では落ちるだろうなと思っていたが、まさか比例でも復活出来ないとは思わなかった。やはり、自民党に対する逆風+自身のもうろう会見の影響がことのほか大きかったのだろう。特にもうろう会見は致命的であった。この会見による辞任で、中川氏が総理大臣に成る目は完全に消えてしまった。期待が強かった分、逆に幻滅してしまった支持者が多かったのだろう。以前から中川氏には酒にまつわる良からぬ噂が蔓延していたから十勝の人間なら酒癖の悪さは承知していたはずだ。しかし、あのもうろう会見は完全にアウトだった。然るべき地位に立つ人間としての不断の心構えがまるで出来ていないことを世界中に晒してしまった。いくら謝っても取り返しがつかない失態であった。

中川昭一氏の今回の完全落選によって、十勝の政治風土も大きく変わることだろう。民主党は4年間は解散をしないだろうから、これからの4年間を、これまで中川氏の虎の威を借る狐であった、十勝の自民党のお偉方たちが、どうやって過ごすかだ。これで、十勝が変われるのか正念場だろうと思う。