何でもかんでもコレクションするのが趣味(というより妻に言わせれば病気)なので、家中が私のコレクションで溢れかえっている。
でも私は(現在までのところ)タイガー・ウッズのように女だけはコレクションはしていないぞ!
切手・コイン・バッチに始まり、本・レコード・レーザーディスク、絵画に彫刻、ディズニーグッズにマリリン・モンローグッズ、ゴルフのクラブやパターなどなどである。
妻はモノには全く執着しない人なので、家中が私のモノだけで一杯なのである。
リビングルームは17年前に天井を高くして2部屋を1つに繋げる改築をしたから、とても広くて30畳ほどの広さがある部屋なのだが、子ども達3人が居なくなったので、夫婦2人では使うことが少なくなってしまった。
そこで昨年からゴルフ練習部屋にしていたのである。ゴルフクラブを振り回しても壁や天井には触れない広さなので、特にオフシーズンの練習には最適な環境なのである。もちろんパッティング練習が出来るようにマットも敷き詰めている。
先日の夜に、私がドライバーを振り回していたら、突然、テレビの上の棚の扉がバッタン〜と大きな音を出して落下して来た。隣の部屋に居た妻が「何やってるの!」と血相変えて入って来た。私がゴルフクラブを何かにブツケテ壊したのではないかと思ったようである。
驚いたのは私の方だ。ドライバーが何かに触れた訳ではなかったから、私も何が起きたのか判らなかったからだ。
このテレビの上の棚はレーザーディスクを入れていたものだ。天井と背面と横壁に釘で固定した、いわゆる空中に浮かんでいるような設計なのだ。私は作った当初から「下側からも支えなければ重たくて落ちる」と建築士に言ったのだが、「大丈夫ですよ。下側で支えるとデザイン上カッコ悪くなるから、大量の釘で支えるから、絶対大丈夫!」と言うのでその言葉に任せたのだ。
レーザーディスクの枚数は300枚以上だから重さは恐らく300㎏以上はあるだろうと思う。それが長年の加重に耐えられなくてズレたのだ。ただ横の壁にスッポリと収まっているので壁に支えられて棚自体が下には落ちずに、扉だけが歪んで落下したようなのだ。
アブナイところであった。棚自体がそのまま下に落下していたらテレビが壊れてしまうところだった。
棚からレーザーディスクを取り出して床に並べて棚を空っぽにしたが、その作業を見ていて妻が「どうするのよ、これ!」と冷たく言い放つ。
現在は小さなDVDに替わってしまったから、レーザーディスクの様に大きくて重たくて、場所も取って、映像はDVDより劣るし、機械の生産も終了したものなど誰も見向きもしないだろうから、売りたくても売れないだろう。かといってせっかく集めたものを捨てるのは忍びない。
棚を直してもらっても、もうその棚に入れるのは止めようと思うから置き場所に困ってしまうのだ。
レーザーディスクはレコードよりも始末に終えない代物になってしまった。新しいものに飛びついた罰なのだろうか。
メーカーよ!次から次へと新しいものを出すなよ!このコレクションを一体どうしてくれるのだ!
いよいよ、和昭コレクションの博物館でも作るとするかな。けっこうユニークなものになると思うけどね。
でも私が死んだら全部妻に捨てられるかもね。