箱根駅伝の復路で駒澤が優勝して、総合2位に入った。
昨日の往路では8位、1位の東洋大とは約6分の差があったが、最後はそれを約3分に縮めての復路優勝である。駒大の底力を見せてくれたので満足した。それにしても返す返すも1区の出遅れが最後まで響いたなぁ〜。選手のモチベーションを保つには常に優勝争いを続けていなければならない。18位からの挽回では、目標を優勝から、シード権狙いへと変えなければならないであろうから、かなり厳しい戦いであったことだろう。
往路の2区の日大のダニエル選手のようなアフリカからの留学生を走らせるのは反則だよなぁ〜。でも日大はシード落ちしたのだから、駅伝はたった一人では勝てない競技なのだ。10人の選手の粒を揃えるのは至難の技であることも良く判る。
一人で走るマラソンは途中棄権しても自分の責任だけで終わるが、駅伝には「たすき」というものがあるから、選手の必死さが伝わって来る。ギリギリのスピードと精神状態で走り続けるのだから、体調を管理するのは難しいことだ。選手は皆、限界を超えた走りをしているように見える。これだけの人気があるのもそうした限界を超えた走りを見ることにあるのだろう。
まぁ、箱根駅伝の面白さは5区の山登りと6区の山下りにある。こんな高低差のある走る競技はおそらく世界中でも箱根駅伝だけだろう。
来年の駒大の活躍が楽しみだ。