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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-02-08-Monday マジックと映画

日曜日昼にマジックの実演、夜に映画を観に行った。

7日、日曜日の昼に帯広市内の北海道ホテルで開催された「表千家」のお茶会でマジックを披露してきた。

最近はもっぱら「指導」が主で、演技を見せることは避けていたのだが、義理の妹(弟の嫁さん)からの依頼を受けて、引き受けてしまったのである。

マジックを趣味にしている人には、いくつかのパターンがある。①マジックを他人に見せることが大好き(上手い下手は別として)で事有る毎に披露したがる人、②見せることに飽きてしまって(もしくは見せることがあまり好きではなくて)本や道具を収集して喜んでいる人、③他人に指導するのが好きな人等に分けられる。

私の場合は②と③(③もあまり好きではないが・・・)に近くて、実は他人に見せることは面倒くさくて大嫌いなのである。

特に、ステージマジックやサロンマジックなどの様に、数十名を対象にしたマジックは道具の準備やセットがとても面倒なのである。

私もいきなり②や③になった訳ではなく①の時代もあった。

高校・大学の頃は見せたくて、見せたくて仕様がなかったのだ。いつも大きな寅さんトランクに道具を詰め込んでは持ち歩いていたものである。ところが、ある時、急にそれが面倒に感じる様になったのだ。かといってマジックが嫌いになった訳ではない。道具を持ち運び、準備(セット)して、マジックを演じて、また後片付けをすることが急に面倒になったのだ。

テクニックで見せるマジックが出来れば、トランプ1組をポケットに入れておけば、いちいち重たい大きな道具を持ち運ぶ必要はないことに気が付いたのである。これは多くのマジシャンたちが辿る道でもあるようだ。

私がかつて買い集めた数々の道具は屋根裏の倉庫に仕舞ったきりで、最近は日の目を見ていない。そろそろマジック博物館用に運び出して整理する必要があると考えているところなのだ。

昨日のマジックの実演は、テーブルマジックで、道具はトランプ、カップ&ボール、ロープだけ、これならテクニックと話術でごまかせるから気が楽なので引き受けた次第である。

先般、妻が引き受けてしまった老人のデイサービスでのマジック実演は実にやりにくかった、お札にボールペンで穴を開けて、元に戻すというマジックのところでは、お札にボールペンを差した(様に見える)瞬間に、あるお婆さんが「(お札に穴を開けるなんて)このバチあたりもんが!」と言われてドキッとして汗をかいてしまったし、ロープ切りでは「(紐を切るなんて)もったいない!」と言われてこれまたドキッとして、とてもその後のマジックがやりづらかったのだ。

この日はさすがにそんなこともなく無事に終了したのでホッとした。

夜になって妻が映画が観たいと言い出した。クリント・イーストウッドが監督した「インビクタス」という映画である。21:05上映開始なので20:45までNHK大河ドラマの「龍馬伝」を見てから出掛けた。歴史上の偉人で「坂本」姓なのは龍馬だけなので昔から坂本龍馬には思い入れがあって、このドラマも欠かさずに見ているのだ。車で3分程度の距離に映画館があるのは、映画好きにとってはとても有難いことだ。例によって「夫婦50歳割引き制度」のお陰で二人で2000円で見ることができる。

この映画は南アフリカのネルソン・マンデラが主人公で、1995年に南アで開催されたラグビーのワールドカップを軸としてストーリーが展開する。クリント・イーストウッドの映画を最近はよく見るが、この映画も実に良かった。

これまた例によって映画の内容は、まだ見ていない人の為に詳しくは書かないが、本物の政治家の信念とはかくありたいものであると感じた。

この映画こそ、日本の政治家たちに集団鑑賞でもさせたら良いのに・・・。