突然にマジック関係の資料が段ボール一箱分送られてきた。
すぐにマコママ(奥さん)に電話したら「捨てようかと思ったけど、ひょっとしたら、こんなガラクタでも、坂モッちゃんなら喜んでくれるかなぁ〜と思って送ってみたのよ!」と言ってくれたので「と〜んでもない。これは私にとってはお宝ですよ!ありがとうございます」とお礼を述べた。
丸一日掛って整理したが、ワクワクしどうしだった。中身は「引田天功(初代)のリサイタルのプログラムや年賀状・暑中見舞いのハガキ、生写真、マジックショーの打ち合わせノート、引田天功師の記事が載っている週刊誌、ジミー忍師匠のアイデアブック、写真、台本、その他にも本や色紙や外人マジシャンのサインやパンフレットなどが入っていた。
今日ではなかなか手に入らない貴重な資料である。
マジックを趣味にしていない人にとってはただのゴミにしかならないのだろうが、私にとってはお宝中のお宝なのである。早速マコママ宛てに、お礼に帯広のお菓子を沢山送っておいた。
私が故ジミー忍師と生前に約束した「マジック博物館」を造るという夢が、現在は「マジック図書館(蔵書6600冊)」として進行中である。最近は映像関係も集まり出しているし、私が小学校6年生の時から買い集めたマジックの道具も、かなりの数が自宅の屋根裏部屋に置いてあるから、その内に全部引っ張り出して一緒に展示できないかと考えている。
しかし、マジック図書館だけで、会社の空いているスペースを使い切ってしまったから、博物館にして展示するとなると、この3倍ものスペースが必要になるだろうと思う。
妻からはただでさえ、邪魔だ!と怒られているというのに、これ以上の出費や場所使いはなかなかできそうにない。博物館への道は険しいのである。