鳩山首相の考えがまるで理解出来ない。
これまでの彼の言動は、朝と晩でさえ、コロコロと変わってきていたのに、この普天間基地の問題だけは何故だか、一貫して変わらないのが不思議なのだ。
誰がどう考えても、解決策を5月末までに決めるは困難なはずなのに・・・。
幸夫人のスピリチュアルな閃きのご託宣でもあったのか、それとも、もう首相をやり続けるのが嫌になって、これを機会に退陣するつもりなのか、それとも、超ウルトラCの秘策でもあるのか、一体どれなのだろうか?
鳩山首相は理工系だから、本来は論理的な思考が得意なはずだと思うのだが、支離滅裂にしか感じない。
側近達が、一生懸命に5月末の期限を曖昧にしようと助け舟を出しているのに、鳩山首相本人があっさりと否定してしまうのだから、側近達にしても打つ手がないだろう。
まさか、5月末までに、鳩山首相の仲間の宇宙人でも飛んで来て、解決してくれるというのだろうか?
アメリカとの関係もさることながら、国民全員から見放されるような自殺行為にしか見えないのだ。
昨年の衆議員選挙で吹き荒れたフォローの民主党風はもはや収まってしまい、逆に今はアゲンストの風に向きが変わってきている。
自民党の方も離党だ、分裂だとゴタゴタやっているから、まだそんなに目立たないだけで、民主党に期待した分、逆風は強まってくるだろう。
私も、自民党の半世紀に及ぶ支配が終焉を迎えたことを評価して、4年間は民主党政権でも我慢しようかと思っていたのだが・・・。
政府のトップの首相がこの体たらくで、党のトップの幹事長が疑惑まみれでは、そう長くは持つまい。
しかし、次の参議院選挙も自民党が勝つとは思えないし、新党はどこも魅力がない。
この国の政治家たちはいったい何をやりたいのだろうか?