坂本姓の歴史的人物は坂本龍馬くらいだから、同じ姓を持つ身としては坂本龍馬には関心が深い。
近年はNHKの大河ドラマがつまらなくて永らく見ていなかったのだが、今年の「龍馬伝」は欠かさずに見ているほどだ。
この番組の感想を言えば「何じゃ、こりゃぁ〜」という感じだ。
最近のテレビは時間稼ぎの為なのか、それとも制作費を安くあげる為なのか、CMの前後に同じ場面ばかりを何度も何度も写して、サッパリ前に進まない。いい加減、頭にきながらも謎解きに期待して、堪えて見続けたのだが・・・。
結局、何等の新事実も現れず、承知の事実を流しただけである。これまでの謎をただ列挙するだけで、何一つ謎を解明しないのだ。看板に偽り有りである。
この日放映された内容ならば1時間番組で十分に放映できた内容である。上げ底で水増しして無理やり2時間番組にしたてあげたようにみえる。
つい先日に高田崇史の「QED龍馬暗殺」を読んだばかりだったから、かえってこのテレビ番組のつまらなさが浮き彫りにされた感じだ。
NHKの「龍馬伝」の人気に便乗しただけにしか感じなかった。
ただ、唯一の収穫といえば、龍馬という人物が、綱渡りの様なとても危ういバランスの上で生きていたということを実感したくらいである。
最近の民放局の番組はあまりに酷い内容だ。NHKの番組の方がはるかに良質でしかも面白い。テレビ局は少し数を減らした方が良いのではないだろうか?