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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-05-11-Tuesday 食べず嫌い

テレビの反響が大きくて困惑している。

7日のUHB局「スーパーニュース」の特集で約7分間ほど「馬鹿(うまか)もん」についての放送があったのだが・・・。

私が出ずっぱりの感があったからなのか、それとも、UHBの番組予告が何度も何度も流れたからなのか、街で出会うほとんどの人から「テレビを見たよ!」と声を掛けられる。

好意的に見てくれた人もいれば、中には「馬肉なんか食べられない」と言う人も多い。

テレビ番組というのは、何時間収録しても使われるのは極一部でしかないから、私の意見が全部伝えられる訳ではないのだが・・・。

あの番組を見た人の中には、私が馬肉食を強引に勧めているように感じる方がいるのだろうなぁ。

私は食べ物の好き嫌いが激しい方なので、自分が嫌いな食べ物を他人に勧められるのはとても苦痛なのだ。だから、馬肉や鹿肉が嫌いだという人に無理に勧めるつもりは端からない。

喰わず嫌いの場合は、自分から自発的に食べてみようかという気にでもならなければ、食べられるものではないことは百も承知なのである。

だからこそ、洒落の世界で「話のタネに食べてみようか」という気にさせる手法を考案したのであるが、それが十分に伝わっていないようなのだ。残念である。

また、日高のサラブレッドの地方競馬と、帯広のばんえい競馬を混同している方も多くて困惑している。

日高の馬は最初から競馬用の馬でしかないし、ばんえい競馬の馬は食肉用の馬をばんえい競馬に使っているという違いが理解されていないようなのだ。

私がここで「農耕馬」をあえて「食肉用」と書くから誤解が生じるのかもしれないが・・・。

現在の農業はトラクターなどの機械で行うので「農耕馬」を農業用に生産している畜産農家などあるはずがないのだ。例えば1軒の畜産農家が10頭の馬を生産したとして、その内ばんえい競馬馬に出来るのはせいぜいが2頭で、後の8頭は食肉用として熊本県に送られているのが現実なのである。

いくらばんえい競馬馬を生産していると言い張ったとしても・・・夢と現実は異なるのである。

このことを知らない人が多いから、私は現実を見つめた上でばんえい競馬の振興策を考えましょうよと言っているだけなのだ。

私は、ばんえい競馬の関係者でもないし、馬の畜産農家でもない。別に馬肉の消費量が増えたからといって私の収入が増える訳でもないのだから、熱くなるつもりもないのだが・・・。

私は喰わず嫌いには、ご先祖さまからのDNAが影響しているのではないかと勝手に考えている。

私は生モノが苦手である。刺身などの生魚は好きではないのだ。特に「さば」や「こはだ」などの俗に言う「ひかりもの」がダメなのだ。「かつおのたたき」も苦手だ。しかし、「さばの味噌煮」や「さばの塩焼き」や「かつおぶし」などは好物なのである。

我が家のご先祖さまは、海の無い山梨県のしかも山奥の北巨摩郡の出身であるから、流通の悪かった昔は、生魚などは食べたことがなかったのだろう。ましてや足の早い青魚などは尚更であったことだろう。

動物の自己防衛本能として食べ慣れないモノは「毒」であるかもしれないから、身体が受け付けないという事が遺伝子に組み込まれたに違いないと踏んでいるのである。

だから子孫である私も、生魚はダメでも煮たり焼いたりしたら食べられるのだと思う。

まぁ、勝手な考えのようだが、自分では一理あると思っているのです。