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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-07-22-Thursday 金賢姫、他

金賢姫(キム・ヒョンヒ)が来日した。

1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯で、北朝鮮の工作員だった女性だ。韓国で死刑判決を受けたが恩赦で釈放され、結婚もしたという。

今回は日本政府がチャーター機で招聘(?)し、軽井沢の鳩山由紀夫前首相の別荘(何故、鳩山氏の別荘なんだ?)で、拉致被害者家族らと面会するというが・・・。

今更、彼女を招いてどうしようというのだろうか?

去年の3月に釜山で、田口八重子(金賢姫に日本語を教えたという拉致された日本人)さんの兄さんや息子さんと面会しているのだから、新しい情報なんてそんなにないだろうに・・・。

彼女が大韓航空機爆破事件で拘束されてから既に23年が過ぎているのだから、その後に横田めぐみさんが生きているのか、死んでいるのかなんて彼女が知っているとは到底思えないのだが・・・。

彼女は大韓航空機爆破事件の際に日本の偽造パスポートを使った容疑者だし、この種の外国人の入国を日本は認めていないはずなのに、千葉法相が特例を認めたという。こんな特例を認めるほどの価値が今回の来日にあるのだろうか?

どうも、民主党のパフォーマンスの臭いがプンプンとしてくる。拉致被害者家族も政府に利用されているだけだろうに・・・。

拉致被害者問題解決の最大のチャンスは、2001年5月1日に成田空港で、東京ディズニーランドで遊ぼうと日本に密入国した、金正日(キム・ジョンイル)の長男の金正男(キム・ジョンナム)を日本政府が拘束したのだが、この時は当時の田中真紀子外相の判断で直ぐに帰国させてしまった事件の時であった。

拉致被害者と金正男とを交換すれば良かったのだ。

せっかくの重要な駒をサッサと手放す、田中真紀子の政治センスの無さを曝け出したこの大失態を取り戻す為に、慌てて小泉首相が北朝鮮に行って、拉致被害者数名を日本に戻したのだが・・・。後のまつりであった。

話は変わって、昨日、本屋で本を眺めていたら、表紙に大きく「北の屋台」の文字が入った「食旅と観光まちづくり(安田亘宏著)学芸出版社刊」という本が目に入ったので購入してきた。

「食は最大の観光資源!・・・・」という副題が付いていて、全国各地16都市の事例紹介の中に帯広市「北の屋台」と出ているのだ。

私はこの著者とは面識がないし、「参考・引用文献欄」にも拙著「北の屋台繁盛記」の表記がないから、きっと組合にインタビューしたものなのだろう。

「北の起業広場協同組合」が「北の企業広場協同組合」となっていたから、組合には事前に校正の案内もなかったのかもしれない。

せっかく載せてもらうなら、正しく載せてもらえば良いのに・・・。