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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-07-21-Wednesday 告白

妻が映画「告白」を見たいと言うので、

20日の夕食後に見に行った。

邦画の最近の興行成績ナンバー1の映画であるから、きっと面白いのだろうと妻が言う。

妻は次女が買って来た原作を読んだらしいが、映画になったらどんな風になるのか見てみたいと言うのだ。

話題になってから既に1ヶ月くらいが経っているから、今更と思ったのだが・・・。

夫婦50歳割引料金で2人で2000円、妻が一人で行ったら1800円掛かる、もう200円足したら2人で見られるのだからまぁ良いか!と思って見に行ったが・・・。

一言で言って「救いのない映画」である。

この映画の中島哲也監督の作品は「下妻物語」と「嫌われ松子の一生」しか見ていない。下妻物語は内容を全く忘れてしまった。唯一覚えているのは「ジャスコには何でも揃っているのに・・・」という最初の方のセリフだけである。

嫌われ松子の一生は、これまた救いのない映画であったような記憶がある。私が好きな映画は見終わった後に、爽快感や高揚感を感じるもので、この映画のように救いのない重たいものは好きではない。

私にとってはホラー映画の方が、まだましである。見終わった後に気分がドッと重くなった。

妻は、映画に登場する3人の母親の心情が3人ともに良く解ると言うのだ。この映画はきっと母親が見る映画なのだろう。そういえば、登場する家庭はいずれも父親の存在感が希薄であった。

原作者も女性だし、男性である私にはちょっと理解不能な内容だ。

それにしても、今時の中学生というのは、こんなにヒドイものなのだろうか?学級崩壊というか、イジメというか、何と形容したらよいのだろう。

この映画のテーマは少年法への反対なのだろうか?

少年法によって罪にならない15歳以下の人間に対する罰を、これまた罪名が判然としないやり方(だから罪にならない?)で復讐する女教師。

女教師がファミレスで女生徒と会った後に雨の中を傘も差さずに歩き、途中で泣き崩れるが、最後には笑って立ち上がる。これは一体何を象徴しているのだろう?

結局、復讐だけで、後に何が残るのだろうか?

なんともスッキリしない映画であった。