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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-07-20-Tuesday 日本のこれから

西日本各地で雨の被害がすごい!

日本の梅雨は、子連れ狼の歌のようなシトシトピッチャン、シトピッチャンという、いつまでも小雨が降り続くというイメージであったが、ここ2〜3年の雨は集中豪雨というかゲリラ豪雨というか、短時間に狭い範囲に大量に降る傾向にあるようだ。

日本の天候はすっかり変わってしまったようだ。

東京でも梅雨が明けたようだが、ゲリラ豪雨は梅雨時よりも夏に多いらしいから、これからまだまだ安心は出来ない。

雨の被害に会っている住宅が建っている場所は、山間の山を崩して人工的に造った場所とかが多いのではなかろうかと思う。住宅の背後がすぐ山というような場所だとか、河川の側の低い場所とか、人間が住むにはあまり適さない場所を無理やりに開発して家を建てたかのようにも見える。

日本の人口が右肩上がりに増えていた時代には、日本の国土はただでさえ狭いから、そういう住宅地には不適格な場所にも家を建てざるをえなかったのかもしれない。

しかし、これから日本の人口は右肩下がりに減り続けるのだから、今度は、そういう危険な住宅地としては適さない場所は自然に戻して、街に集中して住むことが必要な時代になったのではないかと考える。

集中してと書いたが、私が想定しているのは人口20〜50万人くらいの中規模都市であって、東京のような大都市を考えている訳ではない。

大都会は逆に経費が掛かり過ぎるし、大都市型災害もあると思うからだ。

学校、病院、商店などはある程度の人口が集中していないと成り立たない。

政府にもお金が無くなっているのだから、一人で山の中の田舎に暮らす人の為にインフラ整備や保守や、除雪などは経費が掛かり過ぎると思うのである。

人間が住む場所と自然を残す場所とのメリハリをハッキリとつけた方が良いと考えているのだ。

地域のグランドデザインの大改革である。

十勝を例にするなら、ど真ん中にある帯広市の帯広駅を中心にして、半径15㎞以内に36万人が集中して暮らすのである。

農業や漁業へは帯広から車で通うのである。高速道路はすでに東西は完成しているし、南へは高規格道路が中札内村まで繋がっているから、時間距離は縮まりつつある。帯広からならどの方向へも30〜50分程度で現場に到着できるのではないか。これくらいの通勤時間は東京なら短い方だ。

番屋のような簡易な宿泊施設を作業現場近くに造って、通うのが大変な時にはそこに泊れるようにする。

行政も十勝市一市にして、スリム化をする。

大変なのは土地の権利や換地の問題だろうが、19市町村が協力してお金を出し合えば・・・。

この作業を10年間ぐらいでは難しいだろうから20年位掛けてやれないだろうか?

最近の若者達はモノに執着しないから、昭和生まれが一線を退いたら案外スムーズに行くかもね!