«前の日記(■2010-07-24-Saturday) 最新 次の日記(■2010-07-26-Monday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-07-25-Sunday 東京

土、日は東京に居た。

旧知の武蔵大学教授から、起業・インキューベーションなどの研究をしている大学教授らの前で講演をして欲しいとの依頼である。

「北の屋台」がまちづくりのみならず、インキュベーターとしての機能をも持っているということで、北の屋台を研究事例として話を聞いておきたいとの希望だ。

暑さに弱い私は、このクソ暑い時期の東京は避けたかったのだが、これまでに何度か武蔵大学で大学院生向けに講演した縁もあるので、断わる訳にはいかなかったのである。

この講演の話が来た時には今よりも飛行機の到着時刻が遅かったので、講演開始時間を14時からの設定にしてもらった。前泊の必要が無い方が楽であるからだ。

しかし、帯広から東京への飛行機の出発時間が以前より早まったので、東京都内での午後からの講演なら、朝一番の10:10−11:55の飛行機でも間に合うようにもなった。

今回の会場は、お茶の水駅近くの「YMCA東京会館」である。

羽田空港からモノレールで浜松町駅へ。京急が品川まで走らせるようになったから、対抗上モノレールもスピードアップして、快速を走らせるようになり、所要時間が大幅に短くなった。

浜松町から神田まで山手線、神田からお茶の水まで中央線ですんなり移動が出来て、12:40にはお茶の水駅に着いてしまった。

まだ時間はタップリある。

お茶の水(神田神保町)界隈は、学生時代から、古本屋巡りをしていた場所だから、馴染みの古本屋を訪ねることにした。

お茶の水駅を出た途端に、頭から背中から汗が噴き出てきた。ハンカチで汗をぬぐうが、すぐにビチョビチョになってしまった。この状態で、何軒も廻ったら、疲れてしまって講演が出来なくなると思ったので古本屋巡りは3軒だけで止めて昼食をとることにした。

ほとんどの店は行列を作って待っている。元々、田舎の人間は並ぶのは苦手だし、たとえ涼しくたって並ぶのが大嫌いなのに、この炎天下に外で並んで待つなんてとてもする気にはなれない。

待たずに入れる蕎麦屋を見つけて入ったが、この店が酷かった。やはり並ばないのには訳があったのだ。

もりそばを注文したのだが、この蕎麦がぬるいのである。これだけ暑い日なのだから、冷たく締まった蕎麦が食べたいのに・・・。

がっかりして、会場に向かったのであった。

講演終了後に、懇親会を開いてくれるという。

場所は白金の中華料理屋だ。お茶の水から車で移動したのだが、途中の皇居近くに気象庁の看板が見えた。

私が「ヘェ〜こんな場所に気象庁があったんだぁ〜知らなかったなぁ〜」と言ったら、同乗した別の教授が「そうなんですよ!ここで東京の基準温度を測るんですよ」と言う。

この気象庁のある場所は、皇居に近いし、公園もある快適な環境にある。「この場所で測るのが東京の温度?」という感じである。

この土曜日の、神田神保町での体感温度は37〜8℃くらいに感じたが、ニュースでは東京の温度は35℃程度の発表だったように思う。

都心部のアスファルトの照り返しや、クーラーの室外機からでる温風などは全く感じない場所で測るのが東京の基準温度では、実際に都民が感じる気温とは著しい乖離があるだろうと思う。

きっと、都心部の正確な温度を発表したら、東京は人間が暮らす場所ではない、なんてことになるのを防ぐために、あえて涼しい場所で測って発表しているのではないかと勘ぐってしまうほどだ。

それにしても、このクソ暑い中を、皇居の周りを走っている人が大勢いるのには驚いたなぁ〜。熱中症にならないのかしら?

懇親会が終了して、タクシーで品川(高輪)のホテルに向かった。まだ、外が蒸し暑いので地下鉄などを乗り継いで移動する気にはなれなかったからだ。

東京は学生時代も公共交通機関である電車や地下鉄でしか移動したことがないから、場所の位置感覚が無い。白金と品川がこんなに近いとは驚いた。タクシーで移動して正解だった。

20:30にホテルに入ったが、このまま寝るのもモッタイナイ。近くの品川プリンスホテルのシネマコンプレックスに行って、3D映画でも観ようと思った。帯広の映画館では3D映画が観られないからだが、残念ながら品川も3Dに対応していなかったので、普通の映画「アイアンマン2」を観ながらビールを楽しんだ。やはり、映画館でビールが飲めるのは良い。

観終わった後にホテル内のコンビニに行ったら、中国人と思しき人達でゴッタがえしていた。

何もこんなに暑い東京に、しかも学校も夏休みに入ったから、子供たちで溢れ返っている時期に来なくても良いのに・・・。