帯広の方からかなり長文のメールを頂いた。
「市民からの寄付BOX設置」「HPなどに募金バナーの設置」「まつりの委員は柔軟な考えの方に変わるまで待った方が・・・」
「子供達の思い出つくりの為にも夏休み期間(お盆)の平原まつりの日程が望ましい」「イトーヨーカドーやとかちプラザなどで開催してみては・・・」「東京都のヘブンアーティストの様な制度を帯広に作る為の嘆願書・・・」などのご意見を頂いた。
大道芸に関して、市民が自分達の手で何とかしたいと考えて下さることが第一歩であろうと思う。
今後も皆さんの意見を参考に、いろいろな方法を検討していきたいと思う。
ただ、私個人の思いとしては「大道芸は道路上で行うもの」という考えを持っている。
道路は本来、人間のモノであったはずだ!
たった100年前程にフォードがT型フォードの大量生産型の自動車を世に送り出してから道路が自動車のモノになってしまった。
その昔、私がまだ幼かった昭和30年代後半〜40年代前半には平原通りは人で溢れていたし、その頃の道路には生活の匂いがあった。
傷痍軍人がハーモニカを吹いて募金(?)をお願いしていたり、将棋を指している人、サンマを焼いている人、子守りをしている人、戸板の上に商品を並べて売っている人、チンドン屋、いろいろなモノが道路に溢れていた。
道路を自動車中心にして、生活の場から通行する為のものに変えたことから中心街の衰退が始まったと私は考えている。
だからこそ「中心街復活」の一つの方策として大道芸を考えていたので、なるべく中心街で開催したいという思いがあるのだ。
大道芸フェスティバルを単なるイベントとして捉えているのではないのだ。中心街の意味を市民が考え直すキッカケにしたいと考えている。