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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-11-16-Tuesday 仙台2

仙台のシンポジュームの会場は

「仙台青葉カルチャーセンター」という建物だ。ホテルでもらった周辺地図には名前が載っていないのでフロントで確認すると、ホテルから徒歩5〜6分である。早目にホテルを出て会場を確認してから、近くの喫茶店に入って話す内容をまとめた。

いつもの講演は一人で90分間しゃべるのだが、この日は4人の講師が20分間ずつ説明してからパネルディスカッションをするのである。

パネリストは私の他は、大分県大分市の「㈱大分まちなか倶楽部タウンマネージャー」の牧昭市さん、福島県いわき市商工会議所副会頭の小野栄重さん、島根県「松江市中心街活性化協議会タウンマネージャー」の久保里砂子さんの4人、コーディネーターは「エリア・イノベーション・アライアンス代表理事」の木下斉さんである。この木下さんは早稲田大学の学生時代に北の屋台を視察しに来たことのある人物だ。

11:30からの打ち合わせのときに、青森市のまちづくりの教祖ともいえる加藤博さんが顔を出した。さすが、加藤さんは顔が広くて全員と顔馴染みのようである。

加藤さんは去年お会いした時に退院したばかりであったが、休む間も無く全国各地を飛び回っているようだ。まちづくりを熱心にやられている方で健康を害さない人をみたことがないほど、まちづくりというのは精神的にも体力的に重労働だと思う。加藤さんの活躍には頭が下がる思いである。

会場が狭い為、人数制限を100人にしたと言っていたが、応募者が多くて130名ほどになってしまい満杯状態だ。少ないよりは多いほうが気合が入ってやりやすい。

4人の講師は、皆それぞれに90〜150分くらいは優に話が出来るメンバーばかりだから、それを20分でまとめろというのはかなり無理な注文である。しかし、全員場慣れしているから、皆キッチリと20分で話を切り上げる。実に見事なものだ。

こんな時には、他の人の時間を無視して延々と話すご仁が一人はいるものだが、今回は皆がキッチリと制限時間に収めて話をした。

コーディネーターもこのメンバーなら、誰にどんな話を振っても詰まるような心配がないからやりやすいだろう。

結局、皆の話を聞いて、まちづくりというのは、たった一人では出来ないが、また熱心なリーダーが存在しなければできないものであるとも、つくづく思った。

シンポジューム終了後に、いわき市の小野さんは電車ですぐに戻られたが、後の4人で一緒に食事をしながら親交を深め、共通のまちづくりの話題で盛り上がったのだった。実際に経験した話は説得力が違うものである。

4人とも話が弾んで日本酒を結構飲んだので私もかなり酔ってしまった。

終了後には、この日もおとなしくホテルに戻って静かに寝た。