帯広市のY社からのあっせん収賄容疑で逮捕されてから8年以上が経っての収監である。
収監直前まで、地元で講演会をして無実を訴えるなど強気の構えを見せていたが・・・。
懲役2年、追徴金1100万円の実刑が確定しているが、捜査段階や公判中に拘留されていた日数の220日が差し引かれるから、実際の収監期間は1年5ヶ月程度との報道だ。
しかし、刑期を終えて出てきた後5年間は公民権が停止されるから、最長で6年半は選挙に立てない。鈴木氏は現在62歳だから68歳まで選挙に立候補できないのは痛手だろう。
同じ、足寄町出身の現衆院議員の石川知裕議員も小沢一郎議員がらみの政治資金規正法違反で公判中の身だ。石川氏は民主党を離党して現在は無所属だが、公判が終了すれば民主党に復帰するだろう。
中川昭一氏は昨年の衆院選で敗北した後に急逝してしまった。
民主党の菅内閣も評判がかなり悪いから、いつ倒れるか判らない。今の内から時期の衆院選挙の準備を始めなければならないのだろうが、こんな状態だから、自民党も民主党も候補者選びが難しいのだろう。
先日の新聞記事によると、故中川昭一氏の未亡人(この言い方はあまり好きではないが)の中川郁子(51)さんが次期衆院選の立候補に前向きの発言をしたとかという記事も出ていた。
家庭の主婦だった、言わば素人の人を国政の場に引っ張り出すのは弔い合戦という意味合いなのだろうが、果たしてそれでいいのだろうか?
郁子さんは美人だし、人柄も良いから票を獲得し易いだろうが、それだけで政治ができるわけではないだろう。まだ若い息子に継承させるまでのワンポイントリリーフのつもりなら、尚の事世間をバカにしている。そんな政治の世襲は好ましくない。
後援会内の既得権益みたいなものを中川家の身内に継承させることで、得をする誰かが決めたことだろうが、これでは十勝の政治、いや日本の政治は良くはならないだろう。
有権者がもっと真剣に十勝の将来のことを考えなければ、十勝はますます落ち込んでしまう。
誰か適任者はいないのかねぇ〜。