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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-01-03-Monday 箱根駅伝復路

3日は長女が朝一番の

飛行機で帰京するが、空港に送っていくのは妻である。私は箱根駅伝が見たいからだ。

7:30からテレビを点けて見ていた。やはり最初の六区の山下りが最大の見せ場だから、これを見逃すと面白くない。

箱根駅伝は今年が87回目の伝統ある大会だが、もし、今、コースを選定するとしたら、こんな五区や六区のような無茶なコース設定はできないだろう。それくらい選手にとって五区と六区は過酷なコースだ。伝統ある大会だから続いているのだろうと思う。

昨日の往路は5区で、新・山の神こと東洋大学の柏原の3年連続の活躍で東洋大学が優勝した。

2位の早稲田大学は27秒差でスタートした。早稲田の4年生高野は最初で最後の箱根だというが、途中、給水者と接触したり、氷で滑って転倒するなどアクシデントが続いたが、東洋大学を振り切って逆転した。

以後、早稲田がず〜っと首位をキープして18年振りの総合優勝を果たした。

今回の箱根駅伝を見ていて活躍した選手の出身高校名を見ると、やたら長野県の佐久長聖高校出身者が多い。早稲田大学は一区の大迫、二区の平賀、そしてこの六区の高野もそうである。

駒澤大学は六区・七区で区間賞を取るも追いつけず結局3位に終わってしまったが、今年は1・2年生中心の若い編成であったから来年からが楽しみだ。

十区のたすきを受けた時点で駒澤の逆転は無理だなぁと思ったから関心は早稲田と東洋の熾烈な優勝争いと、団子状態のシード権争いに移ったが、このどちらも面白かった。首位と2位の差が20秒程度というのは大接戦で見ごたえがあった。

それよりも大接戦だったのが10位までのシード権争いであった。8位の日体大、9位の青学大、10位の国学院大、11位の城西大の4校が最終盤に団子状態でゴール前の200メートル前から、必死で走ってくる。この内の1校だけがシード落ちになるのだから必死である。

シード落ちしてしまうと予選会から勝ち上がってこなければならない。この予選会の時期は、他の競技会とスケジュールが近いから、体力をものすごく消費して、本番の箱根までに体力を戻すことが難しいのだというから、シード権を獲得するか否かは天国と地獄の差がある。

私は母校駒澤大学から前田康弘が2009年から監督として国学院大学にいったというから国学院大学を応援していた。

先頭を走っていた国学院大の1年生寺田選手が、あろうことか先導車が右の道路に逸れたのにくっ付いて一緒に曲がってしまった。土壇場のゴール寸前でコースを間違えたのである。慌てて戻ってなんとか逆転してギリギリ10位で入ったから良かったものの、これでもしシード落ちしたなら一生悔やむことになるだろうし、仲間からも恨まれることになるだろう。この8位〜11位の差が7秒間、この中に4校が入ったのだ。しかも10位と11位の差はわずか2秒であった。ここにもドラマがあった。

それにしても、今年の箱根はレベルが高かった。年々スピードアップしているようで、優勝の早稲田も2位の東洋も総合タイムは歴代最高タイムを更新した。

箱根駅伝も各校のレベルが上がり、スピードも速くなっている。来年が楽しみだ。