(この文章は22日午前に書いている)
キャンディーズのスーちゃんが55歳という若さで乳癌の為に昨日の夜に亡くなった。
私は、特段キャンディーズのファンだったというわけではないが、同年代の活躍されている最中の死というのは痛ましい。旦那さんは夏目雅子(カネボウのクッキーフェースの時から大ファンだった)のお兄さんだという。
妹を若くして癌で亡くし、今回はまた妻を若くして(55歳なら夏目雅子の27歳と比べるとそう若くもないか)癌で亡くすとはつくづく不幸な男だと思う。
人間(生あるもの)にはいつかは必ず死が訪れる。遅いか早いかだけだといっても、早く死なれるのは辛いものだ。
太く短くか、細く長くかと言っても、他人がその人の人生の価値を決められるものではない。
私も死ぬ時には、人生に満足して死んで逝きたいと思う。
さて、菅首相が福島県内の避難所を訪問したというニュースが流れていたが、この人は、もはや国民のほとんどから蔑(さげす)まされているのではあるまいか。
これだけ尊敬されていなければ、もはや何をやっても、どんなパフォーマンスを見せてもバカにされるだけだろう。
こういうアザトイ見せかけだけのパフォーマンスは意味が無い。早く首相としてのリーダーシップを取って舵取りをして欲しいものだが、出来ないならサッサと身を引くべきだ。
こういう体たらくだから、同じ民主党からも、または閣僚からも「辞めろ」と言われるのだ。
政治家たちにも呆れたものだ。この非常事態に政局なんぞやってる暇があるのか。ますます政治が国民意識から離れていってしまう。
今回の福島原発事故での日本政府の対応のまずさは、国際的に日本の信用を著しく下げている。
北海道は福島原発から500㎞以上も離れているから大丈夫だと説明しても、海外のメディアで流される映像は、津波の被害にあった被災地の映像と福島第一原発のみじめな姿だ。海外の人間は日本は小さな島国で、この原発事故で日本全部が放射能に汚染されたように感じている。
国際的には、日本に実際に来たことのない人間が大半なのだから、日本の正しいイメージを想像してくれといっても無理な話だろう。
しょっちゅう地球儀や世界地図を眺めている私だって、行ったことのない国の大きさはイメージできない。
日本政府は、もっと正しい日本の状況を世界でアピールするべきだが、今の政府がやっても世界は正しい情報とは認識しないだろう。
信用というものはそれくらい大切なものなのだ。
その日本の信用を地に落とした菅政権は万死に値する。
ところで、政府は昨日の深夜0時から福島第一原発の半径20㎞以内を「警戒区域」に指定して立ち入り禁止にし、違反したら罰金まで取るというが、この処置の意味するところというのは・・・。
原発の状況が益々悪化しているということなのか?
どうも言っていることと、やっていることの整合性がまったく感じられないから益々不信感が増してしまうのだ。
はっきりと本当のことを言って欲しいものである。